設定方法
予実管理プラグインを使う前に
予実管理プラグインでは、以下の2アプリが必要となります。
- 予算アプリ(「予実管理」プラグインのインストール先となります)
- 実績アプリ
予算アプリの作成
ここではサンプルとして、以下のフィールドを含んだアプリを予算アプリとして作成しています。フィールドは予算アプリのフォームで作成します。
予算アプリに必要なフィールド_サンプル(予実管理プラグイン)
フィールドタイプ | 例 ※サンプルの場合 |
---|---|
文字列(1行) | 予算月(表示用)※1 |
日付 | 予算月年月日入力用 |
ドロップダウン | 商品分類 |
ドロップダウン | 支店 |
ドロップダウン | 担当者 |
文字列(複数行) | 予算内容詳細 |
数値 | 売上予算 |
計算 | 粗利目標 |
数値 | 売上実績 |
計算 | 売上達成率 |
数値 | 原価実績 |
計算 | 粗利実績 |
計算 | 粗利達成率 |
※注1
サンプルでは、予算管理単位を「月」で設定しているため、予算月というフィールド名にしていますが、その他の予算管理単位を選択している場合は、適宜フィールド名を変更してください。
(例)
・予算管理単位が「年」の場合: 「予算年度」
・予算管理単位が「四半期」の場合: 「予算期」
予実管理プラグインのインストール
「予実管理」プラグインを通常通りインストールします
インストールの完了後、プラグインを適用する予算アプリにプラグインを追加し、一度アプリの設定画面で「アプリを公開」を実行します
※一度アプリを公開してから、プラグインの設定を行ってください。
インストール後、プラグイン設定画面を開き、ライセンスコードを入力します。
予実管理プラグインの設定
「予実管理」プラグインは5つのタブで構成されています。
- 連携設定
- 1. 予算計画の設定
- 2. 予算アプリの設定
- 3. 実績アプリの設定
- グラフの設定
予算アプリと実績アプリそれぞれから集計、そして表示するためのフィールドを、上記のタブで設定していきます。設定項目の多くは予算アプリ、実績アプリの各フォームで作成したフィールドの情報で、「連携設定」タブの「アプリ取得」ボタンで取得された情報と合わせてドロップダウンで設定できます。
設定にあたり、設定項目についての説明が表示されていますので参照ください。
「連携設定」タブの設定
連携設定タブでは、実績値の連携元となる実績アプリの情報を設定します。
- 集計元の実績アプリを設定します。
- 予算に対して集計を行う実績アプリのURLを入力して、「アプリ取得」ボタンをクリックします。
「アプリ取得」を実行すると、実績アプリの情報を取得し、以降の設定でプルダウンとしてセットされます。
「1. 予算計画の設定」タブの設定
予算計画の設定タブでは、予実を管理する基本となる情報を設定します。
- 予算の期間
- 予算の期間の単位として、年/四半期/月 のいずれかを選択します。
- 予算の日付
- 予算アプリ内で、予算の期間を表示するフィールドと入力するフィールドを選択します。
- 予算の分類
- 日付以外で予算を分類する項目を設定します。項目は最大5つまで設定できます。
予算の分類項目に紐づける、実績の分類項目も設定します。
「2. 予算アプリの設定」タブの設定
予算アプリの設定タブでは、予算アプリに格納されている情報のフィールドを設定します。
- 売上予算
- 予算アプリ内で、売上の予算を登録するフィールドを選択します。
- 売上集計
- 予算アプリ内で、売上の実績集計値を登録するフィールドを選択します。
- 原価集計
- 予算アプリ内で、原価の実績集計値を登録するフィールドを選択します。
「3. 実績アプリの設定」タブの設定
実績アプリの設定タブでは、実績アプリに格納されている情報のフィールドを設定します。
- 取引日
- 実績レコードの取引日が入力されるフィールドを選択します。
- 売上取引金額
- 実績レコードの売上金額が入力されるフィールドを選択します。
別フィールドの区分で仕訳ける場合は、仕訳区分と仕訳値も選択します。
- 原価取引金額
- 実績レコードの原価金額が入力されるフィールドを選択します。
別フィールドの区分で仕訳ける場合は、仕訳区分と仕訳値も選択します。
「グラフの設定」タブの設定
グラフの設定タブでは、予算アプリのレコード一覧画面の最上位に表示するグラフを設定します。
グラフは予算アプリ内の値を使って生成されます。
- 予算と実績比較グラフ設定
- 初期設定ではON(グラフを表示する)になっていて、棒グラフと折れ線グラフの2軸のグラフとして表示されます。
- 表示するグラフのタイトルを入力します。
- グラフを表示しない、あるいはカスタマイズグラフを作成する場合はOFFにします。
- 設定が完了したら、「保存」をクリックします。
実績連携時にエラーとなった場合
エラーが発生すると、エラー情報がcsv形式のファイルで生成されます。「CSVダウンロード」をクリックしてcsvファイルの内容を確認し、適宜修正してください。
重複チェック
重複のチェックをするには、「予実連携」ボタンの左にある「重複チェック」ボタンをクリックして重複チェックを実行し、正常に完了したメッセージが表示されれば完了です。
重複チェックエラー時
エラーが発生すると、エラー情報がcsv形式のファイルで生成されます。「CSVダウンロード」をクリックしてcsvファイルの内容を確認し、適宜修正してください。
留意事項
- このプラグインでは、予算アプリ、実績アプリ、の2つのアプリが必要です。
- プラグインは予算アプリにインストールしてください。
- 実績アプリは、必須フィールドを必ず含んで、ご自身で作成してください。
-
本プラグインを設定すると、「BudgUniqueKey」というフィールドが自動生成されます。
- 「BudgUniqueKey」は、予算レコードのユニークキーとして利用されます。フィールド名・型の変更、重複禁止の変更やアクセス権限の変更など行わないでください。
- このフィールドには、「予算の日付+予算の分類」の値が保存されます。
- このフィールドが重複するとエラーとなり、その場合はエラー内容をcsvファイルとして出力します。エラーとなった場合は、お客様にてエラー情報を確認のうえ、レコードの変更を実施してから再実行をお願いします。
- 予算レコードがない実績レコードもエラーとし、csvファイルを生成します。こちらもお客様にてエラー情報を確認の上、レコードの変更を実施してから再実行をお願いします。