
こんにちは、ジムリンです!
製造業の総務に転職して半年、なぜかkintoneまわりの業務も任されるようになりました。
最近、営業担当や工場長から「この数字教えて」って聞かれるたびに、ある問題に直面していて……。
今回は、「関連レコード一覧の値が集計できたら便利なのに」という悩みと、それを解決するプラグインの活用術をご紹介します。
目次
関連レコード一覧の値を集計してデータを活用したい!
最近、ボクはkintoneで顧客管理と受注管理の仕組みを作りました。
構成はこんな感じです。
【アプリ構成】
・顧客管理アプリ(顧客単位で管理)
・受注管理アプリ(受注単位で管理)
・受注管理アプリで顧客名をルックアップ
・顧客管理アプリで関連レコード一覧として受注履歴を表示
こちらが受注管理アプリです。

1回の受注あたりの受注額を大まかに管理するために作りました。
顧客名のところは、顧客管理アプリをルックアップで参照しているので、顧客名をクリックすると顧客管理アプリのレコード詳細画面に飛びます。

顧客ごとの受注履歴も見れたらいいよねということで、関連レコード一覧で表示しています。
ボクはkintone初心者なので、このレベルのアプリでも作れたことがうれしいんですよ!(^^)!
しかし、「これで見やすくなった!」と喜んだのも束の間でした(T-T)
「この顧客の受注総額っていくら?」と聞かれるたびに手計算しています!
「ジムリンさん、山田製作所の受注総額っていくら?」
営業担当者さんから、こういう質問が結構来るんですよね。

顧客管理アプリで山田製作所のレコードを開くと、関連レコード一覧で3件の受注履歴が表示されます。
担当さんは「その場で知りたい!」ということが多いのに、合計金額は集計できないじゃないですか。
だから、ボクは関連レコード一覧の受注金額を見ながら、その場で電卓を叩いて合計を出して伝えているんです(゚Д゚;)
これってちょっと……めんどくさいと思うのは、ボクだけでしょうか……。
なんとかならへんかな、これ……。
(あ、またテンパって関西弁が出ちゃった)
関連レコード集計プラグインを使えば合計・平均・最大値・最小値を出して再利用できる!
これ見よがしに悩んでいたら、うちの工場に住み着いている妖精のコーさん来てくれました!
(ちょっと狙っていました。)
ジムリン、また困ってるね。関連レコード一覧の集計で悩んでいるんでしょ?
そうなんです!
手計算だと打ち間違いのリスクもあるし、電卓を叩いて合計値を出すやり方を変えたくて。
正確な情報をいち早くお届けする仕組みがいいんですけど、何かいい方法ないですか?
それなら、関連レコード集計プラグインを使ってみたらどうかな?
これを使えば、関連レコード一覧の値を自動で集計できるよ。
自動で集計!?それ、めっちゃ便利じゃないですか!
うん。
合計・最小・最大・平均を自動で計算して、集計結果を保存してくれるんだ。
え、保存もしてくれるんですか?
そう。
保存された値は、グラフ表示にも再利用できる。
つまり、集計して終わりじゃなくて、その数字を使って分析や報告もできるってこと!
それはすごい!さっそく使ってみたいです!
関連レコード集計プラグインを使ってみた【製造業の場合】
コーさんのレクチャーを受けて、ボクは実際に関連レコード集計プラグインを使ってみることにしました。
ここからは、実際にどう設定して、どう変わったのかをご紹介します!
「合計金額は?」と聞かれても、電卓なしで即答できる
まず、一番困っていた「合計金額」の問題から解決しました。
設定はこんな感じです。
1.受注管理アプリに「受注額合計」フィールドを作成
2.プラグインの設定から関連レコード一覧の「受注金額」フィールドを集計対象に設定
3.集計方法を「合計」に指定
そしてできたのがこちら!じゃーん。

「受注額合計」を見てください!今まで手計算していた合計額が表示されていますよね?
今後は、担当さんに声を掛けられたときに即答できちゃいます!
なんなら「ここに表示される見てみて」って自己解決も促せます。
ちなみに、その隣の「集計実行」というフィールドは、一括集計を実行した日時を保存するものです。
ここに表示される日付を見ると、いつ集計されたかがわかる仕組みになっています。
グラフボタンの右にある「関連レコード一括集計」というボタンをクリックすると、集計が実行される仕組みです。

集計が終わると、一覧画面にも集計結果が表示されます。

詳細画面に飛ばなくても顧客ごとの受注状況が見えるのはうれしいですね!
最大値・最小値を目視で探す手間がなくなる
実は、関連レコード集計プラグインが出せるのは合計値だけじゃないんです。
最大値・最小値も出せます!

今回はすべて受注額で統一しましたが、最大数量や最少数量を表示させることも可能です。
もし「最大金額は?」「最小数量は?」と聞かれても、すぐに答えられますね!
なお、今回の場合は不要かもしれませんが、平均値も出せます。
目視で最大値や最小値を探して答えるのってミスしやすいので心配でしたが、これで安心です!
集計結果をそのまま月次レポートに使える
さらに、関連レコード集計プラグインで集計した結果は再利用することも可能です。
たとえば、こんな感じで各顧客からの受注割合をグラフ化できます。

なるほど、今のところは、高橋システムズさんからの受注が多いようですね。
パッと見て、自社にとっての優良顧客がつかめます。
これを活用すれば、これまで別途Excelで集計・作成していた月次レポートも簡単に作れるようになります。
今回は、顧客管理アプリベースなので、顧客ごとの受注状況が可視化できましたが、製品ごとの受注管理アプリを作れば、各製品の受注状況も可視化できそうですね!
一覧画面にただ集計結果を表示させるだけではなく、データとして業務に活かせるのはうれしいポイントです!(^^)!
あらゆる業種で活躍!関連レコード集計プラグインのユースケース
関連レコード集計プラグインを使ってみて、ボクはふと思いました。
これって、製造業だけじゃなくてほかの業種でも応用できますよね?
もちろん!いくつかユースケースを紹介するね。
ということで、コーさんが業界別のユースケースを紹介してくれました。
小売業:顧客別の購入履歴集計
- 顧客管理アプリに購入明細を関連レコードで表示
- 合計購入金額、平均購入単価を自動集計
- 優良顧客の特定やマーケティング施策に活用
顧客ごとの購入傾向がすぐわかるから、リピーター施策も立てやすくなるよ。
建設業:案件別の工数・原価管理
- 案件管理アプリに作業実績を関連レコードで表示
- 合計工数、最大日数、平均単価を自動集計
- 案件ごとの収益性を即座に把握
工数が予定よりオーバーしている案件をすぐに見つけられるから、早めに対策を打てるね
IT業:プロジェクト別のタスク進捗管理
- プロジェクト管理アプリにタスクを関連レコードで表示
- 合計見積時間、平均完了率を自動集計
- プロジェクトの健全性をダッシュボードで可視化
タスクの進捗状況が数字で見えるから、プロジェクトマネージャーの判断も早くなるよ。
医療・介護:利用者別のサービス提供実績
- 利用者管理アプリにサービス記録を関連レコードで表示
- 合計提供時間、平均利用回数を自動集計
- 請求処理や報告書作成を効率化
サービス実績の集計が自動化されると、請求書作成の手間がグッと減るよ。
本当にいろんな業種で使えるんですね!
関連レコードを活用している人なら、みんな便利になるんじゃないですか?
月額費用なし!買い切りの関連レコード集計プラグインで集計機能を実装
コーさんのおかげで、ボクの悩みは解決しました!
関連レコード一覧の集計問題を、こんなに簡単に解決できるなんて思ってもみませんでした。
ここで、関連レコード集計プラグインのポイントをまとめておきますね。
【関連レコード集計プラグインのポイント】
・関連レコード集計プラグインなら合計・最小・最大・平均を自動で集計・保存できる
・集計結果はフィールドに保存されるので、CSV出力やグラフ表示に再利用できる
・手計算や別アプリを使った集計の手間がなくなり、問い合わせにも即答できる
・製造業だけでなく、小売・建設・IT・医療など幅広い業種で活用できる
そして、ボクが一番驚いたのは、このプラグインが買い切り制だということです。
関連レコード集計プラグインは、買い切り制で35万円/ドメインだよ。
月額費用がかからないから、使い続けるほどコストメリットが大きいんだ。
サブスク型と違って、ずっと使えるんですね!
そう。
予算が立てやすいし、導入後のランニングコストは0円。
しかも、バージョンアップも無料だから、kintoneの仕様変更にも継続対応してもらえるよ。
それは安心ですね!
購入後のサポートもあるんですか?
もちろん!
購入後も困ったことがあれば相談できるから、安心して長く使えるよ。
これなら、上司にも提案しやすいです!
まとめ:関連レコード集計プラグインで集計の手間を削減しよう
関連レコード一覧を使っているけど、集計がめんどくさい……。
そんな悩みを抱えている人は、ぜひ関連レコード集計プラグインを試してみてください。
ボクみたいに、毎回電卓で計算していた手間がゼロになりますよ!
しかも、集計結果はグラフ化やCSV出力にも使えるので、データを業務に活かせます。
買い切り制だから、月額費用もかからず、長く安心して使えるのもポイントです。
まずは無料体験版で試してみるといいよ。
さっそく、無料体験版を入れてみます!
