第10章:計画系機能リファレンス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象製品 | GROW工程管理 on kintone |
| 対象製品バージョン | Ver.4.0 |
| ドキュメント更新日 | 2026-02-23 |
本章では、生産計画に関わる画面・機能の詳細仕様を解説します。各機能の操作手順については、第7章:生産計画担当の業務シナリオを参照してください。
10-1. 製造管理アプリ(製造オーダ登録画面)
本セクションは後日追加予定です。製造管理アプリの基本操作については、第5章を参照してください。
10-2. 製造工程設計画面
概要
製造オーダごとに工程の流れ・リソースグループ・標準時間を定義する画面です。ガントチャートのアクションメニューから起動します。
アクセス方法
オーダ別ガントチャート → アクションメニュー →「製造工程設計」
主な操作エリア
| エリア | 内容 |
|---|---|
| 工程マスタ一覧(左ペイン) | キャンバスに追加できる工程の一覧。ドラッグして追加します |
| 設計キャンバス(中央) | 工程ノードを配置し、矢印で順序をつなぎます |
| プロパティパネル(上部) | 選択した工程ノードの属性(グループ・時間・内外製)を設定します |
工程ノードの設定項目
内製工程
※ 工程設計画面のフィールドはすべて任意項目です。
| フィールド | 内容 |
|---|---|
| 設備グループ | 使用する設備候補グループ(工程マスタで「設備利用:有」の場合のみ) |
| 担当グループ | 作業担当候補グループ |
| 前段取時間 | 作業開始前の準備時間(分) |
| 単位加工時間 | 製品1個あたりの加工時間(分) |
| 部品点数 | 工程で加工する1製品あたりの部品点数 |
| 後段取時間 | 作業終了後の片付け時間(分) |
占有時間の計算式
$$ 占有時間 = 前段取時間 + (製造数 \times 部品点数 \times 単位加工時間) + 後段取時間 $$工程マスタで「製造数依存:依存しない」とした工程は製造数が除外されます。
$$ 占有時間(製造数依存なし) = 前段取時間 + (部品点数 \times 単位加工時間) + 後段取時間 $$
外注工程
| フィールド | 内容 |
|---|---|
| 発注先 | 外注先マスタから選択 |
| 標準手配日数 | 外注にかかる標準的な日数 |
10-3. 日程計画モーダル
概要
工程設計が完了したオーダーに対し、スケジューリングを実行するためのダイアログです。
アクセス方法
オーダ別ガントチャート → アクションメニュー →「日程計画」
設定項目
| フィールド | 内容 |
|---|---|
| スケジューリングモード | 「自動スケジューリング」または「日程を順番にスケジューリング(手動)」を選択 |
| 方向(自動のみ) | フォワード(基準日から前詰め)またはバックワード(納期から逆算) |
| 基準日時 | スケジューリングの起点となる日時 |
| 設備(任意) | 特定の設備を優先して割り当てたい場合に指定 |
| 担当(任意) | 特定の担当者を優先して割り当てたい場合に指定 |
スケジューリングのシナリオ
| シナリオ | 説明 |
|---|---|
| 新規割当 | 工程設計完了後、初めてスケジューリングを行う |
| 追加割当 | 工程追加後、全工程または追加分のみを再スケジュール |
| リスケ | 指定した工程以降を再スケジュールする |
10-4. 工程イベントダイアログ(計画操作)
概要
ガントチャート上の工程バーをクリックして開く詳細ダイアログです。個別の工程イベントに対して、日程・リソースの変更や削除が行えます。
アクセス方法
各種ガントチャート上の工程バーをクリック
表示される情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製造管理No | 対象オーダーの製造番号 |
| 工程名 | 対象工程の名称 |
| 開始日時(予定) | スケジュール上の開始日時 |
| 終了日時(予定) | スケジュール上の終了日時 |
| 設備 | 割り当て中の設備 |
| 担当 | 割り当て中の担当者 |
| ステータス | 工程の現在のステータス |
操作できる内容
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| 日程の変更 | 開始日時・終了日時を手動で変更します |
| 設備の変更 | 割り当て設備を変更します |
| 担当の変更 | 割り当て担当者を変更します |
| 工程イベントの削除 | 対象の工程イベントを削除します |
| 実績登録(計画者) | 計画者ロールの場合、実績の入力・修正も可能です |
[!NOTE]
実績登録済みの工程イベントに対する変更は制限される場合があります。
10-5. オーダ別ガントチャート
概要
製造オーダーを縦軸に、時間を横軸にとったガントチャートです。計画の主要操作画面として使用します。
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 工程バーの表示 | 各オーダーの工程イベントをバーで表示 |
| D&D操作 | 工程バーをドラッグして日程を変更 |
| 負荷表示 | リソースの負荷率をオーバーレイ表示 |
| 絞り込み | 対象オーダー・期間・ステータスで表示を絞り込み |
| アクションメニュー | 製造工程設計・日程計画・計画確定などの操作を起動 |
10-6. 設備グループ別ガントチャート
概要
設備グループを縦軸に、設備ごとの工程スケジュールを時系列で確認できるガントチャートです。設備リソースに着目した調整に使用します。
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 設備別表示 | グループ内の各設備を行に展開して表示 |
| D&Dで設備変更 | 工程バーを別の設備行にドラッグして設備を変更(グループをまたぐ変更も可) |
| 未割当工程への割当 | 設備未割当の工程バーをドラッグして設備を割り当て |
| 負荷表示 | 設備ごとの負荷率を表示 |
10-7. 担当グループ別ガントチャート
概要
担当グループを縦軸に、担当者ごとの工程スケジュールを時系列で確認できるガントチャートです。担当リソースに着目した調整に使用します。
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 担当者別表示 | グループ内の各担当者を行に展開して表示 |
| D&Dで担当変更 | 工程バーを別の担当者行にドラッグして担当を変更(グループをまたぐ変更も可) |
| 未割当工程への割当 | 担当未割当の工程バーをドラッグして担当者を割り当て |
| 負荷表示 | 担当者ごとの負荷率を表示 |
10-8. 未割当一覧
概要
設備または担当者が未割当のまま残っている工程イベントを一覧表示する画面です。
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 未割当工程の一覧 | 未割当の工程イベントを一覧で把握 |
| オーダーへのフォーカス | 未割当工程を選択すると、そのオーダーに属する全工程がガントチャートに絞り込み表示 |
第11章:実行系機能リファレンス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象製品 | GROW工程管理 on kintone |
| 対象製品バージョン | Ver.4.0 |
| ドキュメント更新日 | 2026-02-23 |
本章では、現場での作業実行に関わる画面・機能の詳細仕様を解説します。各機能の操作手順については、第8章:現場作業者の業務シナリオを参照してください。
11-1. 差立てビュー
概要
自分に割り当てられた全ての作業(メイン担当・副担当を含む)を一覧表示する画面です。現場作業者が当日の作業を確認・実績入力する際のメイン画面として使用します。
アクセス方法
作業実績アプリ → 差立てビュー
対応デバイス
| デバイス | 対応 |
|---|---|
| PC | ○ |
| タブレット | ○ |
| スマートフォン | × |
表示される情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 工程名 | 担当する工程の名称 |
| 製造管理No | 対象オーダーの製造番号 |
| 品番 | 製造対象の品番 |
| 開始予定日時 | スケジュール上の開始日時 |
| 終了予定日時 | スケジュール上の終了日時 |
| ステータス | 工程の現在のステータス(未着手・作業中・完了など) |
| 担当区分 | メイン担当または副担当の区分 |
表示オプション
| オプション | 内容 |
|---|---|
| 作業完了を非表示 | 完了済みの工程を非表示にし、残タスクに集中できます |
| 表示項目のカスタマイズ | システム設定アプリで表示する列を変更できます |
操作できる内容
| 操作 | 内容 |
|---|---|
| 実績登録 | 対象の工程行を選択し、実績登録画面を開きます |
11-2. 担当別ガントチャート
概要
担当者を縦軸に、時間を横軸にとったガントチャートです。メイン担当の作業をガントチャート形式で確認する際に使用します。
アクセス方法
工程管理アプリ → 担当別ガントチャートビュー
主な機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 作業の時系列表示 | 担当者ごとの工程スケジュールを時系列で表示 |
| オーダー情報の確認 | 工程バーをホバー・クリックして、オーダーの詳細情報を確認 |
| 実績登録 | 工程バーを選択し、実績登録画面を開きます |
11-3. 工程イベントダイアログ(実績操作)
概要
ガントチャート上の工程バーをクリックして開く詳細ダイアログです。現場作業者は主に実績の登録・確認に使用します。計画操作との違いについては第10章 10-4を参照してください。
アクセス方法
各種ガントチャート上の工程バーをクリック
実績登録画面の項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設備 | 実際に使用した設備(計画と異なる場合は変更可) |
| 担当 | 実際に作業した担当者(計画と異なる場合は変更可) |
| 開始日時(実績) | 実際に作業を開始した日時 |
| 終了日時(実績) | 実際に作業を完了した日時 |
| 前段取時間(実績) | 実際の前段取にかかった時間(任意) |
| 後段取時間(実績) | 実際の後段取にかかった時間(任意) |
操作できる内容
| 操作 | 権限 | 内容 |
|---|---|---|
| 開始 | 閲覧者・計画者 | 作業開始を記録します |
| 作業停止 | 閲覧者・計画者 | 作業の一時中断を記録します(再開時は再度「開始」) |
| 工程完了 | 閲覧者・計画者 | 作業完了を記録します |
| 実績の修正 | 計画者のみ | 登録済みの実績データを修正します |
[!IMPORTANT]
以下の場合は実績登録ボタンが表示・操作できません。
- 計画がまだ「確定」されていない
- 製造区分が「外注」である
- 前の工程が完了していない(前工程完了チェックが有効な場合。詳細は第14章を参照)
11-4. 作業指示書
概要
計画確定済みのオーダーに対して出力できる印刷用ドキュメントです。現場作業者に紙で配布する用途で使用します。
アクセス方法
オーダ別ガントチャート → アクションメニュー →「作業指示書を出力」
記載される主な情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製造管理No | 製造番号 |
| 品番・品名 | 製造対象の情報 |
| 製造数 | 製造数量 |
| 製造納期 | 納品期限 |
| 工程一覧 | 各工程の担当・設備・予定日時 |
| QRコード | 実績登録画面に直接アクセスできるQRコード |
QRコードについて: 作業指示書に印刷されたQRコードをタブレット(またはPC)で読み取ると、対象工程の実績登録画面を直接開けます。スマートフォンには現時点では対応していません。
第12章:分析系機能リファレンス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象製品 | GROW工程管理 on kintone |
| 対象製品バージョン | Ver.4.0 |
| ドキュメント更新日 | 2026-02-23 |
本章では、生産性分析・改善に関わる画面・機能の詳細仕様を解説します。各機能の活用方法については、第9章:分析・改善の業務シナリオを参照してください。
12-1. 工数集計・グラフビュー
概要
作業実績データをもとに、案件別・工程別・担当者別などの切り口で工数を集計・グラフ表示する機能です。
アクセス方法
- 製造管理アプリ / 作業実績アプリ → グラフビュー →「案件別工数集計」
- 工程管理アプリ → グラフビュー →「工程別時間集計」
主な集計ビュー
| ビュー名 | 軸 | 活用ポイント |
|---|---|---|
| 案件別工数集計 | 製造オーダ別 | 計画工数に対する超過・赤字案件の発見 |
| 工程別時間集計 | 工程別 | ボトルネック工程の特定 |
| 担当者別工数集計 | 担当者別 | 作業者ごとの生産性のばらつき確認 |
12-2. 予実差異分析
概要
スケジューリング時の計画工数(標準時間)と、実際にかかった時間(実績時間)を比較する機能です。
アクセス方法
製造管理アプリ → 集計画面
表示される情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準時間 | 工程設計で定義した計画上の所要時間 |
| 実績時間 | 実際に作業にかかった時間(実績登録の集計値) |
| 乖離率 | 標準時間に対する実績時間の超過・短縮の割合 |
改善アクションの目安
| 状況 | 推奨アクション |
|---|---|
| 特定工程で常に実績がオーバーする | 標準時間の見直し(工程マスタの修正) |
| 特定担当者のみ時間がかかっている | スキルアップ教育・配置転換の検討 |
| 特定設備でトラブルが多い | メンテナンス計画の見直し |
12-3. 進捗状況の表示
概要
計画確定後のオーダー・工程に対して、作業予定に対する遅延を視覚的に表示する機能です。
アクセス方法
オーダ別ガントチャート・設備グループ別ガントチャート・担当グループ別ガントチャート(共通)
遅延の表示方式
| 表示 | 対象 | 内容 |
|---|---|---|
| 遅延マーク | 工程単位 | 作業終了予定日時を現在時刻が過ぎているにもかかわらず「完了」になっていない工程に表示 |
| 遅延背景色 | オーダー単位 | 遅延マークが付いた工程が1件でも存在するオーダーの行全体に表示 |
遅延発見時の対応手順
- オーダ別ガントチャートを開き、遅延背景色が付いているオーダーを確認する
- 遅延マーク付きの工程バーをクリックし、工程イベントダイアログで状況を確認する
- 完了見込みを担当者に確認し、必要に応じて後続工程のリスケを行う(詳細は第7章を参照)