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諦めかけていたボクに工場長がくれた一言

試作アプリに厳しい反応をもらい、完全に自信をなくしたボク。  

ボクには無理だったのかもしれない……。

  そんな絶望を抱えたまま、翌日を迎えました。 会社に行くのも憂鬱だったボクが廊下をうつむきながら歩いていると、向こうから工場長が歩いてきました。 昨日の工場長の不安そうな顔が脳裏によみがえります。   気まずくて、顔を上げられません。 すれ違う瞬間、工場長が立ち止まりました。 「あの……ジムリン」 工場長が声をかけてきます。 ボクは思わずビクッとして、それでも顔を上げられずにいました。 工場長は、ぽつりと言いました。 「『電話しなくていい』ってのは、助かる。」  

え?

  その言葉は短いけれど、どこか温かみがありました。  

あ……、ありがとうございます!

  ボクが顔を上げて答えたとき、工場長は小さく頷いてそのまま歩いていきました。   わずかな希望を感じたものの、他の人たちからは厳しい意見ばかりもらったことを思い出します。 「結局、ボクはどうすればいいんだろう……」 このときは、まだ混乱していました。

なぜ、みんなの言葉はこんなに違うんだろう?

ボクは頭でごちゃごちゃ考えるのをやめて、一度腰を据えてみんなの言葉に向き合ってみることにしました。 まずは、デスクに戻ってメモ帳を開きます。

デスクでフィードバックを見比べてみる

そこには昨日集まった、みんなの意見がびっしりと書かれています。

▼同僚の声 ・Excelの方が速い ・入力が面倒

▼上司の声 ・在庫数も見られたら便利 ・グラフで可視化して

▼購買担当 ・誰が入力するの? ・負担が増える

▼工場長の声 ・電話しなくていいのは助かる

 

なぜ、みんなの言葉はこんなに違うんだろう?

  全員がバラバラのことを言っていますよね。 このうち、どの声を拾えばいいのか、何が正解なのか、ボクには分かりません……。

ジョーさんに壁打ち相手になってもらう

混乱したまま、ボクはジョーさんに相談しました。  

ジョーさん、ボク、どうしたらいいんでしょうか……。

みんなの意見をどう整理すればいいのか分からなくて。

全部の要望に応えるのは無理だし、でも無視もできないし……。

 

ジムリン、君には、みんなの言葉がどう聞こえる?

 

え……?

 

もう一度、それぞれの言葉を思い出してごらん。

それぞれの言葉に「色」があるはずだよ。

 

色って、どういうことですか?

ジョーさんは、その質問に答えずにフッと消えてしまいました。 ただ、何かヒントを得られたような気がします。  

色かあ。

よくわからないけど、これらの意見を色分けしてみようかな?

フィードバックの種類が違うことに気づく

ボクはもう一度メモを見返しながら、意見を分類してみることにしました。

・Excelの方が速い ・在庫数も見られたら便利 ・グラフで可視化して

 

これらは全部「機能」や「道具」についての話だから、黄色にして……と。

 

電話しなくていいのは助かる

 

工場長の言葉だけ、色が違うかもしれないなあ。

これは「気持ち」そのものを言葉にしてくれているよね。

ピンクにしてみよう。

 

なるほど……。

これは、言葉の種類が違うんだね、ジョーさん!

同僚たちはアプリの「仕様(What)」を語っているみたい。

でも、工場長だけは自分の「気持ち(Why)」で言葉をくれたってことなんだ。

ボクの役割は「現場の気持ち」を「仕様」に翻訳すること

ハッとするボク。  

ボクがやるべきなのは、全員の仕様に対する要望に応えることじゃない

現場の「気持ち」を汲み取り、それを解決するための最小限の「仕様」に翻訳してあげることなんだ!

  今回、ボトルネックは工場長だった。 だから工場長の気持ちを最優先に考えたとき、もっとも必要な機能をkintoneに落とし込む。 これこそが、ボクの役割なんだ……。 そして、これならボクにもできることがあります! これらに気づいたとき、ボクには新しい使命感が芽生えました。 前に進むための、たしかな自信と意欲を取り戻したボク。 ボクは立ち上がって、もう一度アプリを作り直すことを決めました。

「もう一度やらせてください。ただし……」

翌日、ボクは上司と同僚を集めて、宣言しました。  

もう一度、アプリを作らせてください!

  「え、また作り直すの?」 上司が驚いた顔をします。  

はい。でも……

ボクは深呼吸して、続けました。

追加機能は一切つけません!!!!

工場長の「電話対応のつらさ」をなくす。

ただそれだけのアプリを目指します。

それこそが、今ボクがやるべきことなんです。

  上司は戸惑い、同僚は不満そうな顔をします。 だれかが「それじゃ、我々の要望は無視なの?」と言いました。  

無視はしません。

ただ、まずは工場長の課題を徹底的に解決します。

在庫数も、グラフも後からです。

まずはボトルネックを徹底的に解消するところからやるんです!

  上司と同僚は、それ以上何も言いませんでした。 こうしてボクは、もう一度アプリづくりに挑戦することを決めました。 今度は、工場長の「気持ち」だけに集中して。 " ["post_title"]=> string(66) "ボクが本当に聞くべきだった「たった一つの声」" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(17) "jimlins-confusion" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-02-09 16:25:09" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-02-09 07:25:09" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15941" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [2]=> object(WP_Post)#1059 (24) { ["ID"]=> int(15895) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2026-01-24 12:00:08" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2026-01-24 03:00:08" ["post_content"]=> string(17163) "Box Integration Plugin - Eliminates duplicate management こんにちは、ジムリンです! 製造業の総務に転職して半年、kintoneまわりの業務も任されるようになりました。 案件管理アプリを運用し始めて、Boxでファイル管理もしているんですが、ある問題に直面していて……。 今回は、「kintoneとBoxを別々に管理する手間」という悩みと、その解決方法をご紹介します。

kintoneとBoxを別々に管理していると、ファイルを追加・更新するたびに二重作業が発生!

ボクの会社では、kintoneで案件管理をして、Boxでファイル管理をしています。 最近、営業のメンバーから困りごとの相談を受けました。

関連ファイルを探すのに、Boxを探し回らないといけない

ある日、営業の佐藤さんがボクのデスクにやってきました。   「ジムリンさん、ちょっと相談があるんだけど……」  

どうしました?

  佐藤さん「案件管理アプリで顧客情報を見てるときにさ、関連するファイルを確認したくなることってあるじゃん?」  

ありますね。見積書とか契約書とか。

  佐藤さん「そうそう。でも、ファイルはBoxに保存してるから、いちいちBoxを開いて探さないといけないんだよね。」  

たしかに、kintoneとBoxは別々のシステムですもんね。

  佐藤さん「それでさ、案件名で検索して、フォルダを探して……ってやるんだけど、『あれ、このファイルどこだっけ?』ってなることが多くて。 案件ごとにフォルダ作ってるつもりなんだけど、命名ルールが人によってバラバラだからさ……。 ルールを決めろっていわれると思うけど、なんとかならないかなあ?」  

なるほど、探すのに時間がかかるんですね。

  佐藤さん「そう!レコードを見たら、すぐに関連ファイルにアクセスできたら便利なのになーって思ってさ。」  

レコードを見たらすぐに関連ファイルかー。

 

ファイルを追加・更新するたびに、両方とも作業しないといけない

佐藤さんからはもう一つ相談がありました。   佐藤さん「あとさ、ファイルを追加するたびに、kintoneにもBoxにも入れなきゃいけないのが手間なんだよね。」  

二重で管理してるってことですか?

  佐藤さん「そうそう。kintoneにはファイルのリンクを貼って、Boxには元データを入れてるんだ。 見積書を修正版に差し替えたときは、両方とも更新しなきゃいけないわけ。」  

なるほど……。

  佐藤さん「それでさ!実はこの前やらかしちゃって。 Boxには新しい図面を入れたのに、kintoneには入れ忘れちゃってさ。 どっちが最新かわからなくなっちゃったんだよね。」  

たしかに、運用していくなかで常に二重管理が発生するのは手間ですよね。

なんとかならへんかな……これ。

Box連携プラグインなら、kintoneでファイル管理すればBoxにも自動反映!

やあ、ジムリン。

今日も困ってるみたいだね

 

ジョーさん!

実は営業の佐藤さんから相談されてて……。

kintoneとBoxを別々に管理するのが面倒だって。

ファイルを追加・更新するたびに両方で作業しなきゃいけなくて、どっちかに入れ忘れると情報がズレちゃうんです。

kintoneからファイルを管理できればいいと思うんですけど、何かいい方法ないですか?

 

それなら、Box連携プラグインはどう?

 

Box連携プラグイン?

 

Box連携プラグインを使えば、kintoneのレコードに紐づいてBoxにフォルダが自動作成されるんだ。

レコードを開けば関連ファイルにすぐアクセスできるから、Boxを探し回る必要がなくなるよ。

 

それって、まさに佐藤さんの悩みを解決できる機能じゃないですか!

 

そうそう。

kintoneの画面でBoxを直接操作できるから、二重管理の手間が完全になくなるよ。

別タブでBoxを開かなくてもいいってことだね。

 

どんな感じになるのか、さっそく見てみたいです!

レコードを開けばBoxのファイルにすぐアクセス!フォルダ自動作成で探す手間ゼロ

コーさんのレクチャーを受けて、ボクは実際にBox連携プラグインを使ってみることにしました。 さて、ここからは営業担当の佐藤さんにも見てもらいながら試してみましょう!   さっそく、Box連携プラグインを設定してみました。すると、レコードの作成とともに、Boxにフォルダが自動で作成されるようになりました。   佐藤さん「え!レコードを作るだけでフォルダができるの?」  

はい!しかもフォルダ名は設定さえしておけば、レコードの情報から自動で付けられます!

  佐藤さん「これなら『このファイルどこだっけ?』って探し回らなくていいね!」  

さらに、詳細画面にはこんなふうにBoxの画面が表示されます。

   kintone-Box integration plugin - Record details screen 佐藤さん「おお!kintoneからBoxのフォルダが見られる!」  

はい!レコードを開けば、すぐに関連ファイルにアクセスできるってことですね。

左上の「+」ボタンをクリックしてUploadを選択すれば、kintoneから直接Boxにファイルを保存できますよ。

  kintone-Box integration plugin - Record details screen2   佐藤さん「めっちゃいいじゃん!kintoneで案件を登録したあと、別タブでBoxを開かなくてもいいってことだね?」  

そうです!二重管理の手間もなくなりますよ。

ちなみに、ファイルをダブルクリックすると、ファイルの中身も見れるんです。

試しに「設計図1」のファイルを開いてみましょう。

  kintone-Box integration plugin - Preview screen   佐藤さん「わー!これならkintone上で案件の内容がすぐわかるね。 まさにこういう機能が欲しかったんだよ!」  

佐藤さんの悩み、このプラグインで解決できそうですよね!

  佐藤さん「うんうん!まさにこういうことをやりたかったんだよ!これは助かるな~。 kintoneを開けばこれまでやっていたことが全部できちゃうってことだもんね。」

あらゆる業種で活躍!Box連携プラグインのユースケース

佐藤さんが大喜びしてくれて、ボクも大満足です! ただ、ちょっと思ったんですが……。  

これって、製造業だけじゃなくてほかの業種でも応用できますよね?

 

もちろん!

いくつかユースケースを紹介するね。

建設業:現場ごとのファイル管理を効率化

現場管理アプリに施工図面や写真を紐づけ

・レコード作成で現場フォルダが自動作成 ・図面のプレビューをkintoneで確認 ・わざわざBoxを開かなくてもファイルを確認できる

 

現場が増えても、kintoneの画面でBoxを操作できるから管理がラクだよね。

不動産業:物件ごとのファイルを一元管理

物件管理アプリに間取り図、写真を紐づけ

・レコード作成で物件フォルダが自動作成 ・間取り図のプレビューをkintoneで確認 ・物件情報とファイルを同じ画面で確認

 

物件が増えても、二重管理の手間がないから効率的だね!

広告・制作業:案件ごとのファイル管理をスムーズに

案件管理アプリにデザインデータを紐づけ

・レコード作成で案件フォルダが自動作成 ・デザイン案のプレビューをkintoneで確認 ・kintoneの画面から直接Boxにファイルをアップロード

 

制作案件が増えても、kintoneの画面でBoxを操作できるから便利だよね。

医療・介護:患者ごとのファイルを確実に管理

患者管理アプリに診療記録を紐づけ

・レコード作成で患者フォルダが自動作成 ・診療記録をkintoneで確認 ・患者情報とファイルを同じ画面で管理

 

患者数が増えても、kintoneの画面でBoxを操作できるから安心だね!

 

どの業種で使っても便利ですね!

何人で使っても料金が変わらない!Box連携プラグインを選ぶ理由

ここまで見てきてわかったBox連携プラグインのポイントをおさらいしておきますね。 Box連携プラグインのポイント

・レコード作成と同時にBoxにフォルダが自動作成される ・kintoneの画面にBoxのフォルダが表示され、すぐにアクセスできる ・kintoneの画面から直接Boxにファイルをアップロード・管理できる ・二重管理の手間がなくなり、常に同じ場所でファイル管理できる ・どちらかに入れ忘れる心配がなく、情報がズレない ・製造業だけではなく、建設・不動産・制作・医療など幅広い業種で活用可能

 

一番大事なことを聞き忘れていました!

ジョーさん、Box連携プラグインの料金体系って、どうなってるんですか?

 

初期費用20万円と、年額12万円/ドメインだよ。

 

年額制ってことですか?

あの、将来的にユーザーが増えたら、その分料金も上がっちゃうんでしょうか?

 

いや、大丈夫!

ID数で料金が変わらないから、何人で使っても年額12万円のままだよ。

 

え!それはうれしいです。実は、他社さんのプラグインも見てみたんですけど、料金がネックで……。

多くはユーザー数に応じて料金が変動する仕組みなんですよね。

アディエムのBox連携プラグインはID数無制限で定額制だなんて、魅力を感じます。

 

バージョンアップも無料で提供されるから、kintoneやBoxの仕様が変わっても対応してもらえるよ!

 

それは助かります。サポートもあるんですよね?

 

もちろん。わからないことがあれば相談できるから安心だよ。

まずは無料体験版で試してみるといいよ。

 

よかった~!

さっそく上司に相談してみます。

Box連携プラグインを使ってkintoneとBoxの二重管理から解放されよう!

kintoneとBoxを別々に管理していて、ファイルを追加・更新するたびに両方で作業しないといけない……。 そんな悩みを抱えている人は、ぜひBox連携プラグインを試してみてください。 佐藤さんみたいに、二重管理の手間がゼロになりますよ! kintoneの画面でBoxを直接操作できるから、わざわざBoxを開く必要がありません。 レコードに紐づいてフォルダが自動作成されるので、ファイルを探し回る手間がなくなります。 業務効率が一気に向上されますね!

まずは体験版で、実際の業務でどれだけ便利になるか試してみてください。

30日間無料! 体験版に申し込む " ["post_title"]=> string(106) "Boxのフォルダをkintoneで管理できる!二重管理から解放されるプラグインを紹介" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(54) "box-integration-plugin-eliminates-duplicate-management" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-01-27 11:09:19" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-01-27 02:09:19" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15895" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [3]=> object(WP_Post)#4321 (24) { ["ID"]=> int(15639) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2026-01-09 12:00:06" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2026-01-09 03:00:06" ["post_content"]=> string(10651) "toc-buffer こんにちは!ジムリンです。 今回も「3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座18期」の第4回講習に参加してきました。 第1回~第3回のTOC研修レポートとあわせて、ぜひご覧ください! 今回のテーマは「バッファをどこに置くか」です。 前回までの研修で、ボトルネック工程の重要性を学んだボクたち。 今回もゲーム形式で生産ラインを体験しながら、バッファの配置によって全体の流れがどう変わるのかを実感しました。 特に「バッファをどこに置くか」という点がとても興味深かったので、今回はその学びを中心にお伝えします!

第4回TOC研修のテーマ:バッファをどこに置く?

第4回の研修では、これまで以上に実践的なテーマに挑戦しました。 それが「バッファ配置」です。 バッファとは、生産ラインにおける「余裕」や「在庫」のこと。 各工程の間に少し在庫を持っておくことで、前工程の遅れを吸収したり、次工程への供給を安定させたりする役割があります。 前回までの研修で、「ボトルネック工程が全体のスループットを決める」ということを学びました。   そして今回「どこにバッファを置くかで、生産ラインの流れが大きく変わる」 ということを教えていただきました。 つまり、バッファの配置がスループットに関係してくるわけですね。 第4回のゲームでは、いつもは各工程に4つずつ配置されていたバッファを、自分たちで自由に配置できるルール。 では、ボトルネック工程をうまく活かすために、バッファはどこに置けばいいのでしょうか?

バッファはボトルネック工程の前にも置け!

第4回を通じてボクが学んだこと、 それは…… バッファはボトルネック工程の前にも置け! ということです(゚Д゚) 最初、ボクたちは「最終工程にバッファを置けばうまくいく」と考えました。 前回の研修で、最終工程で商品が足りなくなって残業が発生していたからです。 だから今回は、バッファを最終工程に集中させる作戦を立てました。 しかし、結果は散々! ものすごい残業が発生してしまったんです(;'∀') 最終工程にバッファがあっても、ボトルネック工程の前にバッファがないと、全体の流れが止まってしまう。 それを痛感した瞬間でした。

大切なのはボトルネック工程をスムーズに流すこと

なぜ、最終工程だけにバッファを置いてもダメだったのでしょうか? それは、ボトルネック工程が止まると、全体のスループットが落ちるからです。 ボトルネック工程は、生産ライン全体の制約です。 ここが止まってしまうと、いくらほかの工程が速くても、全体の生産量は増えません。 つまり、バッファの本当の役割は「遅れを吸収する」ことではなく、「制約工程を止めないための仕組み」だったんです! 最終工程にバッファがあっても、ボトルネック工程が材料不足で止まってしまえば、結局全体が遅れてしまいます。 逆に、ボトルネック工程の前にバッファがあれば、前工程の遅れがあってもボトルネック工程は止まらず、スムーズに稼働し続けられます。 これによって、全体最適を維持できるんですね。 ボクは「バッファ=遅れを吸収するもの」だと思っていましたが、実は「制約を守り、活かすためのもの」だったんです。 この視点の転換が、今回の最大の学びでした!

ゲームで確認できたバッファ配置の効果とは?

では、実際にゲームでどんなことが起きたのか、詳しくお話しします。 今回のゲームも、これまでと同じく生産ラインを模したもの。 各工程を担当する人が、材料を加工して次の工程に渡していきます。 ただし今回は、各工程の間に置くバッファを自由に配置できるルールになっていました。 ボクたちチームは、前回までの経験を踏まえて、作戦会議を開きました。

バッファは最終工程に配置しよう!

「前回は、最終工程で商品が足りなくなって残業が発生したよね」 「だったら、今回はバッファを最終工程に全振りすればいいんじゃない?」 「そうだね!最終工程にバッファがあれば、商品が足りなくなったときにリカバリーできるはず!」 みんなで相談した結果、ボクたちはバッファを最終工程に集約する作戦を立てました。 いつもは各工程に4つずつ配置されていたバッファを、すべて最終工程に移動させたんです。 「これはうまくいくやろ!(^^)!」 ボクは自信満々でした。 ゲームがスタート。 1週目は順調に進みます。 最終工程にバッファがあるおかげで、少し遅れが出ても問題なく納品できました。 「やっぱりこの作戦、正解だったね!」 ボクたちは喜んでいました。

雲行きが怪しくなってきた2週目

2週目に入っても、最初は順調でした。 しかし、途中で異変が起きます。 「あれ?最終工程のバッファがもうない!?」 「うそでしょ!?」 ボクたちの頭を不安がよぎります。 「え。これやばいかも。」 前工程から商品が届くのが遅れていて、最終工程で待ちぼうけ状態。 バッファはすでに使い切ってしまっています。 このままでは納品が間に合わないついに始まる残業……。 「もっと急いで!」 「間に合わせないと!」 チーム全体が焦りに包まれました(;´Д`)

あれ!?今までで一番残業が多いぞ!?

なんとか納品は完了しました。 リードタイムも短くなり、単価も上がりました。 当然、売上もかなり伸びています。 「やった!売上最高記録だ!」 ボクたちは一瞬喜びました。 しかし、残業時間を見て愕然とします。 残業時間:22時間
  • 1回目:0時間
  • 2回目:6時間
  • 3回目:6時間
  • 4回目(今回):22時間
ええええええ(゚Д゚)!? 過去一の残業時間です。 売上は上がったけど、残業時間も大幅に増えてしまった。 これは本当に成功と言えるのでしょうか?

もしかしてボトルネックの前にもバッファを置くべきだった?

ゲーム終了後、みんなで振り返りをしました。 「なんで最終工程にバッファを全振りしたのに、こんなに残業が増えたんだろう?」 「最終工程は守れたけど、途中で何度もラインが止まってたよね」 「あ、もしかして……」 ひとりのメンバーが気づきます。 「いやこれ、ボトルネック工程の前にもバッファ置いたほうがよかったかも」 「たしかに!」 ボクたちは納得しました。 最終工程にバッファを集めても、ボトルネック工程が止まってしまえば、全体の流れが滞ってしまう。 結局、最終工程でリカバリーするために大量の残業が発生したんです。 最終工程にバッファを集めてもダメ。ボトルネック工程の前にも必要。 ゲームを通じてこれを痛感しました(;'∀') 自社で応用するなら、「出荷工程を守る」よりも「最も負荷の高い工程を止めない設計」が大切なんですね。 ボトルネック工程をスムーズに流すことが、全体最適につながるってことだ!

【教訓】ボトルネックを止めない設計がカギを握る

今回の研修で学んだのは、こういうことです。 制約を排除しようとするのではなく、制約を守り活かすことが全体最適につながる。 そのためには、ボトルネックを中心に考えることが大切です。 つまり、ボトルネック工程の稼働率が100%になるような設計を目指すべきなんです。 これを実現するために、ボトルネック工程の前後にバッファを置くのがよいと学びました。 ボトルネックの前にバッファがあれば、前工程の遅れがあってもボトルネック工程は止まりません。 ボトルネックの後ろにバッファがあれば、後工程の遅れがあってもボトルネック工程は影響を受けません。 こうして、ボトルネック工程を守ることで、全体のスループットを最大化できるんですね。 ボクは「バッファは最終工程に集めれば大丈夫」だと思っていましたが、本当に大切なのは「ボトルネックを止めない」という視点だったんです(; ・`д・´) この学びを、ボクが作っている生産管理システムにも活かしていきたいと思います! 次回が最後の研修です。お楽しみに! " ["post_title"]=> string(118) "ジムリンがゆく!第4回TOC研修|最終工程に余裕があってもダメ!?重要なのは○○の前" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(10) "toc-buffer" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-01-12 09:09:37" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-01-12 00:09:37" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15639" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [4]=> object(WP_Post)#4325 (24) { ["ID"]=> int(15606) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2026-01-06 12:00:25" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2026-01-06 03:00:25" ["post_content"]=> string(10948) "kintone app vs Excel こんにちは、ジムリンです! 前回、コーさんから「ボトルネックの本領を発揮させる」という考え方を教わりました。 工場長が本来の仕事に集中できるよう、情報共有の仕組みを作ろうと決意したボク。 夜遅くまで試行錯誤して、ついに試作アプリが完成しました! 「これで工場長を助けられる!」と期待を胸に、みんなに見せて回ったのですが……。 今回は、ボクが直面した「システム開発の壁」についてお話しします。

「工場長を助けるアプリを作る!」ボクの決意

前回、「ボトルネックの本領を発揮させる」という考え方を教わった結果、工場長が本来の仕事に集中できるように、環境を整えることが大切なんだとわかりました。

そうだ、工場長への問い合わせを減らせば、工場長の負担が軽くなる!

進捗や納期をだれでも見られるようにすれば、工場長への電話が減るはず!

進捗・納期共有アプリを作ろう!

  ボクは決意を固めました。 それから毎晩、会社に残って試行錯誤を繰り返しました。 kintoneでアプリを作るのは初めてじゃないけど、「工場長を助けるため」と思うと、いつも以上に気合が入ります。 営業が進捗を確認できるフィールド、納期が一目で分かる一覧画面、検索機能……。 「工場長に電話しなくても、ここを見ればわかる!」 そんなアプリを目指して、何度も画面を作り直しました。 そして数日後、ついに試作品が完成! 「これで工場長を助けられる!」 期待と自信に満ち溢れたボクは、さっそくみんなに見せて回ることにしました。

自信作を見せて回ったら……予想外の反応の連続

自信のあったボクは、きっとみんな喜んでくれると思っていたんです。 でも、みんなの反応は思っていたものとは違いました。

同僚の反応「Excelの方が速いよね?」

まずは身近な営業の同僚に見てもらおうと思い、ボクは試作品の画面を開いて声をかけました。  

ねえねえ、進捗確認アプリ作ってみたんだけど、見てくれる?

  「へー、こんなの作ったんだ」 同僚は興味を示してくれました。  

これで工場長に電話しなくても、進捗が確認できるんだよ!

  ボクは自信満々に説明します。   でも、同僚は画面を見ながら首を傾げてこう言ったんです。 「うーん、でもExcelの方が速くない?」 固まるボク。   「いちいちkintone開いて、検索して……って、手間じゃない?」 「今はExcelで管理してるから、それ見た方が早い気がする。」 「それに、この入力項目、面倒くさそうだし。」   ボクは少し戸惑いました。  

ま、まだ試作品だから。これから改善していくよ!

  思わず言い訳してしまいます。   「まあ、頑張ってね」 同僚はそう言って、自分の仕事に戻っていきました。 (あれ…?思ったよりも反応が良くないな…) ボクの頭に不安がよぎります。

上司からの追加要望「もっと機能を増やせない?」

ボクは気を取り直して、上司に試作品を見せに行きました。

進捗確認アプリができたので見ていただけますか?

  「おお、頑張ったね、ジムリン!」 上司は画面を見て、うれしそうに言ってくれました。  

これで工場長への問い合わせが減りますよね!

  ボクも嬉しくなって説明します。   「うんうん、いいね。でもさ……」 上司が言葉を続けます。 「在庫数も見られたら便利じゃない?」 「あとね、作業指示も出せたら一石二鳥だよね!」 「それと、グラフで可視化できると社長も喜ぶと思うよ。」 「ダッシュボードみたいな画面あると、かっこいいしね!」   次々と追加要望が飛び出してきました。 ボクは慌ててメモ帳に書き留めていきます。 在庫数、作業指示、グラフ、ダッシュボード……。 これ、全部やらないとダメなのかな。 メモ帳がどんどん埋まっていき、不安が募ります。   「うん、じゃあよろしくね!期待してるよ!」 上司は満足そうに言って、会議室へ向かっていきました。 褒められたのは嬉しいけど、こんなにたくさん機能を追加できるかな。 またまたボクの頭を不安がよぎります。

購買担当からの厳しい指摘「これ、だれが入力するの?」

次は購買担当の人にも意見を聞いてみようと思い、担当者の席へ向かいました。  

すみません、進捗確認アプリを作ったんですが、意見を聞かせていただけますか?

  「ああ、いいよ。どれどれ……」 購買担当の方は画面を見て、すぐに質問してきました。 「これ、だれが入力するの?」  

それは、工場の現場の方が…

  「現場の人たち?」 購買担当の方の表情が曇ります。 「進捗を入力するのは現場?それとも事務?」 「ただでさえ忙しいのに、入力作業が増えるのは困るんだけど。」  

あ……それは……。

  ボクは言葉に詰まります。   「前のシステム導入のときもさ、結局現場に負担が増えただけだったんだよね。」 「現場の人たちは作業で手一杯なのに、パソコン開いて入力しろって言われても無理だよ!」 厳しい指摘が続きます。   ボクは「はい、考えます……。」としか言えませんでした。 過去のシステム導入失敗の影が、またチラついてきます。 入力の負担なんて、全然考えてなかった。 もしかして、これって失敗? 不安は大きくなるばかりです。

一番聞きたかった声が、聞こえなかった

いろいろな人から意見をもらったけど、どれも厳しい反応ばかり。 でも、一番大切なのは工場長の意見です。  

工場長に見てもらおう。工場長のために作ったアプリなんだから、きっと喜んでくれるはず!

  ボクは工場長のところへ向かいました。  

工場長、少しお時間いいですか?

進捗確認アプリを作ったんです。

これで社内の工場長への問い合わせが減ると思うんです!

  ボクは画面を見せながら説明しました。  

営業の方が進捗を確認したいときは、このアプリを見れば一目で分かります!

工場長に電話しなくても、必要な情報にアクセスできるんです!

  でも、工場長は画面を見つめたまま、何も言いません。 長い沈黙が続きます。 ボクの心臓がドキドキと高鳴ります。 「……そうか。」 やっと返ってきたのは、その一言だけ。 工場長の表情は、どこか不安そうで、ボクが期待していた反応とはまるで違いました。  

あ、ありがとうございました……。

  ボクは力なく工場長の部屋を出ました。 工場長を失望させてしまったかも。不安だけではなく、焦りも出てきました。

「ボク、何やってるんだろう…」見失った自分の役割

デスクに戻ったボクは、メモ帳を開きました。 そこには、さっきまでに集まった意見がびっしりと書かれています。 「Excelの方が速い」 「在庫数も見られたら便利」 「作業指示も出せたら」 「グラフで可視化して」 「誰が入力するの?」 「入力負担が増える」 そして、工場長の「……そうか。」という、あの沈黙。   「みんなの期待に応えようとしたのに、うまくいかなかったのかな。」 ボクは頭を抱えました。 第5話で、ボクは「現場の気持ちに寄り添う」という自分のスタイルを見つけたはずでした。 でも今、その自信はどこにもありません。 工場長を助けたかったのに、逆に失望させてしまったかもしれない。 同僚たちも、だれも満足していない。 ボクには無理だったのかな……。 メモ帳を閉じて、ボクは机に突っ伏しました。 完全に自信をなくし、絶望の淵に立つボク。  

この先、一体どうすればいいんだろう……。

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第1話「kintoneで生産管理システムを構築せよ!」――総務のジムリンが受けた衝撃の指令

東京の旅行代理店に勤めていたボクは、コロナ禍をきっかけに地元へ帰り、未経験ですが製造業の総務へ転職しました。 入社半年たったある日、上司から「kintoneで生産管理システムを作って!」との指令が下されて……。 システムも製造業も全く未経験のボクは一体どうしたら……? [clink url="https://adiem.jp/blog/column-series-ep0/"]

第2話 kintoneで生産管理・工程管理システムを作るには何から始めるの?小さなアプリから作らない理由

「サンプルアプリをつなぎ合わせればなんとかなるはず!」と思ったボク。 でも突然、妖精コーさんが現れて「それでは部分最適になるよ」と止められてしまいました。 コーさんが教えてくれた「全体最適」って一体なに?ボクにできるのかな……? [clink url="https://adiem.jp/blog/kintone-production-management-system/"]

第3話 工場のボトルネック工程はどこ?人や機械に注目してタスクの滞留点を見つけよう

コーさんに教わって業務フロー図を描いたボク。「よし、工程ごとにアプリを作ろう!」と意気込みました。 でもまたコーさんに「まずボトルネック工程を見つけないと」と言われて……。 ボトルネックって一体どうやって見つけるの?その理論と方法に迫ります。 [clink url="https://adiem.jp/blog/factory-bottlenecks-how-to-find-them/"]

第4話 課題が多すぎるときはどうする? 全体最適の視点で工場の「真のボトルネック」を導き出そう

現場ヒアリングをしたら、不満が次々と出てきて頭を抱えてしまったボク。

課題が山積みのとき、一体どうやって優先順位をつければいいの?

コーさんが教えてくれた「スループットの視点」とは?真のボトルネックを見極める方法に迫ります。

[clink url="https://adiem.jp/blog/factories-the-real-bottleneck/"]

第5話 工場のボトルネックを特定したら「本領を発揮させる方法」を考えよう!

前回、工場長に怒られてしまったボクは落ち込み気味。 そんななか、コーさんが「ボトルネックには本領を発揮させることが大切」と教えてくれました。 排除するんじゃなくて、本来の力を発揮できる環境を整える?一体どういうこと? 工場長を助けるための具体的なアプローチに迫ります。 [clink url="https://adiem.jp/blog/bottleneck-release/"]

第6話「良かれと思って作ったアプリ。『Excelのほうが速い』と言われた日」

工場長のために試作アプリを完成させ、自信満々にみんなに見せて回ったボク。 でも返ってきたのは「Excelのほうが速い」「機能が足りない」「誰が入力するの?」という厳しい反応ばかり。 さらに、一番大切な工場長も画面を見つめたまま無言で……。 ボクのやってきたことは、全部間違いだったのかな? [clink url="https://adiem.jp/blog/kintone-app-vs-excel/"]

第7話「ボクが本当に聞くべきだった、たった一つの声」

厳しいフィードバックに打ちのめされ、翌日も廊下をうつむいて歩いていたボク。 そこへ工場長がぽつりと「電話しなくていいのは、助かる」と言ってくれました。 その一言を胸にジョーさんに相談すると、「みんなの言葉には色があるはずだよ」と言われて……。 色って、どういうこと? [clink url="https://adiem.jp/blog/jimlins-confusion/"]

第8話「最初から完璧なシステム開発なんて無理!『育てる』ことで自社に合ったシステムになる」

工場長の課題だけに絞ってアプリを作り直すと宣言したボク。 でも今度は「みんなの要望は無視なの?」と同僚たちから不満の声が上がりました。 そんなボクにジョーさんが教えてくれたのが「育シス開発(育てるシステム開発)」という言葉でした。 小さく始めて、現場と一緒に育てていく──その考え方に迫ります。 [clink url="https://adiem.jp/blog/nurturing-system-development/"]

第9話

準備中

おわりに

気になるエピソードから、ぜひ読んでみてください! ボクと一緒に、kintoneを使った工場改善について学んでいきましょう! " ["post_title"]=> string(164) "【全9話】もしも製造業に入社半年の総務担当が「kintoneで生産管理システムを作って!」とお願いされたら?【全話一覧】" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(22) "what-if-series-summary" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-03-05 15:28:11" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-03-05 06:28:11" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15550" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [6]=> object(WP_Post)#4329 (24) { ["ID"]=> int(15593) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2025-12-26 12:00:41" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2025-12-26 03:00:41" ["post_content"]=> string(10004) "jimrin-kojo-design-decided こんにちは、ジムリンです! もしもシリーズをいつも読んでいただき、ありがとうございます! 実は今回、とってもうれしいお知らせがあるんです。 なんと、ボクと妖精コー・ジョーのキャラクターデザインが完成しました! 「ボクってこんな見た目だったんだ!」って自分でもびっくり!(^^)! それでは、素敵なキャラクターデザインをご紹介していきます!

紙を体に貼った総務担当!?主人公「ジムリン」のデザイン

じゃーん!ボクです!(^^)! Jimlin1

メモとペンを持って、仕事熱心なジムリンの様子が伝わるね!

このあと紹介しますが、いろいろな表情があるんです!(^^)!

 

あたふたする姿が似合う!ジムリンってどんなキャラ?

Jimlin2 あらためてボクのことを紹介すると…
  • 元旅行代理店勤務で、今は製造業の総務担当(入社半年)
  • システムも製造業も全く未経験
  • でも前向きで頑張り屋(だと思いたい!)
  • テンパると関西弁が出ちゃう
こんな感じで、右も左もわからないままkintoneを使った生産管理システムづくりに挑戦しています。

「目だけの紙」を貼った斬新なデザインコンセプト

Jimlin3 デザイナーさんからいただいたコンセプトはこちら!
目だけを書いた紙を体に貼った、総務担当のイメージキャラクターです。 あたふたする姿が似合う、安心感、親しみ感あるイメージを表現しました。 配色はサイトのカラーに合わせています。
「目だけの紙を体に貼った」ってユニークですよね! たしかにボク、システム担当だから紙やデジタルデバイスに囲まれているイメージかも!(^^)! 四角いフォルムは、真面目で一生懸命なボクの性格を表現しているそうです(〃・ω・〃) 角があるけど優しい印象で、初心者ながら頑張る姿を象徴しているんだとか。 ターコイズブルーのイメージカラーは、爽やかで誠実な印象を出しつつ、アディエムのコーポレートカラーでもあるんです! ボクらしい色だなって気に入っています!

表情のバリエーションにも注目

Jimlin1-3 左から……、
  • メモを持ってテンパるボク
  • メモとペンを持つボク
  • メモを見ながら困り顔のボク
と、表情のバリエーションも豊富!(^^)! これ以外にも、ブログのなかでどんどんいろいろな表情を見せていきたいと思います。

フキダシが妖精に!?「コー・ジョー」のデザインに込められた想い

じゃーん!コーさんです!(^^)! Ko-Joe1

とても妖精らしいね!

 

頼りやすい安心感がありますね!(^^)!

ふわふわ漂う頼れる師匠、コーさんってどんなキャラ?

続いて、ボクをいつも助けてくれる妖精コー・ジョー(コーさん)のご紹介!
  • 工場に住み着く妖精で、ボクの師匠的存在
  • ボクは「コーさん」と呼んでいる
  • TOC理論やシステム設計を優しく教えてくれる
  • 穏やかで包容力のある性格
コーさんがいなかったら、ボクはとっくに挫折していたと思います! いつも優しく導いてくれる、頼れる存在なんです。

「フキダシ」+「妖精」の発想がすごい!

Ko-Joe2 コーさんのデザインコンセプトはこちら!
  • 助言する「フキダシ」モチーフ
  • ふわふわ漂う妖精イメージ
  • 浮遊する羽根(理論的な手)
「フキダシが妖精になった」っていう発想、すごくないですか!? たしかにコーさんって、いつもボクにアドバイスをくれる存在だから、まさに「助言するフキダシ」ですよね。 やわらかい丸いフォルムは、妖精らしい神秘的で優しい雰囲気を表現していて、ボクの四角いフォルムと対比的。 お互いを補完する関係が、デザインからも伝わってきます。 温かみのあるピンク色は、優しく包み込むような師匠の雰囲気にぴったり! ボクのターコイズブルーとも対比的で、見分けやすいですよね。 ふわふわと漂いながら、論理的に導いてくれるコーさんの存在が見事に表現されています。

ジムリンとの対比で生まれる絶妙なバランス

Ko-Joe3 ボクとコーさんのデザインを並べてみると、面白い対比が見えてきます。
  • 四角 vs 丸:異なる形状が互いを引き立てる
  • ターコイズブルー vs ピンク:補色に近い配色で視覚的なバランス
  • 地に足をつけた vs ふわふわ漂う:現実と神秘の対比
「ジムリンとは違う生物」というコンセプトの通り、まったく異なる存在だけど、だからこそ良いコンビになれるんだなって思います!

NY・パリで活躍したデザイナーが手がけた!ALTAGRAPHさまのご紹介

こんな素敵なキャラクターデザインを手がけてくださったのは、ALTAGRAPHさまというデザイナーさんです。 ここで少し、ALTAGRAPHさまのご経歴を紹介します! デザイン専門学校卒業後、NY・パリでの経験を経て独立。 オリジナルキャラクター制作、絵本出版、製造メーカーでのパッケージデザイン18年、アパレルデザイン、東京コレクション出場など、グラフィックデザインからキャラクター制作まで多彩なキャリアをお持ちの国際派デザイナーさんです。 「あたふたする姿が似合う」「フキダシが妖精に」といった独創的な発想は、豊富な経験と感性から生まれたものなんですね。 ALTAGRAPHさま、ボクとコーさんに命を吹き込んでくださって、本当にありがとうございました! ALTAGRAPHさまのプロフィールを詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください! ALTAGRAPHさまのプロフィールページ|ランサーズ

さあ、ジムリンとコー・ジョーの冒険を読みに行こう!

Jimlin & Ko-Joe ボクとコーさんのビジュアルが完成して、もしもシリーズがもっと身近に感じられるようになったんじゃないでしょうか? これからも、ボクたちの奮闘を見守っていただけると嬉しいです! ▼本編はこちら 【全9話】もしもシリーズ全話一覧 ボクたちと一緒に、kintoneやシステム設計について学んでいきましょう! " ["post_title"]=> string(97) "見た目も個性的でキュート!ジムリン&コーさんのデザインができました" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(26) "jimrin-kojo-design-decided" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-02-20 10:37:15" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-02-20 01:37:15" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15593" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [7]=> object(WP_Post)#4330 (24) { ["ID"]=> int(15546) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2025-12-23 12:00:05" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2025-12-23 03:00:05" ["post_content"]=> string(6887) " こんにちは!ジムリンです。 今回は、「3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座18期」の第3回講習に参加してきたので、レポートを作りました。 過去のレポートとあわせて、ぜひご覧ください! ▼過去のレポートはこちら ジムリンがゆく!第1回TOC研修|工場は一定速度で流れない!? ジムリンがゆく!第2回TOC研修|生産能力を上げてもダメ?新たな課題とは

第3回は第3ゲームを行って、ついに工場の流れが改善しました!

前回、第4工程以外のすべての工程に投資して、処理能力を倍にしました。 その結果、月目標の70個は納品できたんですが、第3工程で在庫が滞留してしまって……。 決算をやってみたら、やっぱり赤字! このままの運用では工場が倒産してしまう危機に陥ってしまいました(゚Д゚;) しかし、今回はTOC理論に基づくある工夫で、ついに工場の流れが改善したんです! しかも、前回のようなコストの増大という別の課題もありません。 さて、どんな風に取り組んだか解説していきますね(o゚∀゚o)

ボトルネック工程の処理能力に合わせて第1工程を動かすと流れが改善!

その驚くべき方法とは……

・ボトルネックになっていた第4工程は維持 ・第4工程の処理能力に合わせて第1工程を動かす

たったこれだけ。 (゚o゚; ボトルネック工程のその日の処理能力を第1工程に伝えるだけ! 「え?そんなことで!?」 正直、驚きを隠せませんでした(@_@) こんな単純なことで、本当に工場の流れが改善するの……?

工場全体の流れが変わらないと生産性は上がらない

これは第2ゲームで実証済みですよね。 どんなに大量の処理能力を投下しても、ボトルネックの流れが決まっているので、生産量は増えないし、生産スピードは上がらないんです。

ボトルネックに合わせてリソースの投入量を決める

ボトルネックと第1工程をつなぐ手法は、TOC理論における生産スケジューリング手法のひとつで、「DBR(ドラム・バッファ・ロープ)」と呼ばれるそうです。 前回、第1工程から大量にリソースを投下した結果、リードタイムの延長や仕掛品の増加などを招き、赤字になってしまいました。 そこで、DBRの出番です! DBRでは、ボトルネックを活かして投入リソースを決めます。 このとき、ボトルネック工程が出す資材投入の合図が「ドラム」と呼ばれます。 ボトルネックと第1工程を「ロープ」でつないでおくことで、早すぎる投下を防げるそうです。 全体の生産量はボトルネックに左右されるので、ボトルネックの流れが止まらないようバッファを持たせておくことも重要なんだそう。 ドラム、バッファ、ロープ……なるほど、だからDBRなんですね!

こんなことで!?生産量を維持して赤字を改善した工場

結局、前回の課題に対して、ボクはうまく答えを見つけられませんでした(;'∀') このままでは自社工場は倒産の危機です……。 コレを改善するため、DBRに基づいて第3回のゲームを進めていきます。 ルールは以下のとおりです。 さて、第3回のゲームでは以下のルールで行いました。 Jimrin - TOC Training - Game Rules3

ジムリン、第6工程を担当しソワソワする

今回、ボクは第6工程を担当することになりました! 第6工程はお客さまにもっとも近い工程なので、緊張感が高いんです。 もし、納品できなかったらどうしよう!? そんなソワソワ状態でゲームがスタートしました(;゚ロ゚)

なんでこんなにスムーズに進むの?

20日分の生産を進めるなか、1週目はスムーズに過ぎ去りました。 あれ?全然納品できる……。 前回までのようなドタバタ感がないんです。 第4工程の人が第1工程の人に「今日は4だよ」とか「今日は6だね」とか伝えているだけなのに、なぜか全体の流れがスムーズ! 不思議です……(・_・)

ちょっと残業したけど、納品完了!赤字もなし!

ところどころ、在庫が足りなくなって残業はしましたが、前回ほどではありません。 そして無事、納品が完了しました! しかも決算をしてみると、黒字! 第4工程の人が第1工程の人にサイコロの出目を伝えただけなのに!? あんなにいっぱい考えたのに、こんなことで……(゚o゚; でも、この「こんなこと」は、TOC理論を知らなければ絶対に思いつけない方法だと思います。 ボク、感動しました!

ボトルネックに合わせたリソース投下が工場の流れを改善する鍵

第2ゲームまで試行錯誤を重ねましたが、結局改善につながったのは拍子抜けするほど簡単な手法でした。 これなら、既存リソースを維持したまま流れを良くすることができそうです! さらにここから流れを良くする方法はあるのでしょうか? 今回も残業があったので、残業をゼロに近づける方法も模索したいです。 次回も楽しみです!(๑•̀ㅂ•́)و✧ ▼「3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座」の開催情報はコチラ Events|合同会社アクララール " ["post_title"]=> string(112) "ジムリンがゆく!第3回TOC研修|そんなことでいいの!?工場の流れを改善した方法" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(16) "toc-training-dbr" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2025-12-14 12:54:50" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2025-12-14 03:54:50" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15546" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [8]=> object(WP_Post)#4331 (24) { ["ID"]=> int(15542) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2025-12-19 12:00:58" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2025-12-19 03:00:58" ["post_content"]=> string(16990) "bottleneck-release こんにちは、ジムリンです! 前回、工場全体の課題を整理した結果、工場長にタスクが集中していることが判明しました。 そこで改善を促すために、会議で「工場長がボトルネックです!」と発表したところ、工場長から激怒されてしまったんです(T-T) ボクは、コーさんにヒントをもらいながら、ボトルネックを特定したあとに「どう改善すればいいのか」について考えました。 今回は、TOC理論における「ボトルネックの本領を発揮させる」という考え方と、ボクが工場長のために何ができるか考えたプロセスをご紹介します!

工場長にタスクが集中!どうすれば改善できる?

工場長がボトルネックになっているのは、営業からの進捗確認、現場からの判断依頼、購買からの在庫確認、社長からの納期調整の相談……などのタスクが集中しているからです。 あらゆる問い合わせや依頼が工場長に集中しており、その負担は明らかに限界を超えていました。 ボクは「工場長がボトルネックです」と伝えて改善策を話し合おうとしましたが、工場長は顔を真っ赤にして激怒(T-T) 「俺がボトルネックだと!?ふざけるな!」 その怒号が今も耳に残っています。 正直、悔しかったです。 工場をよくするために頑張ったのに、なぜ怒られなきゃいけないんだろうって。 でも同時に、ボクは強く思いました。 「工場長の負担を軽くしないと、工場全体が回らない!」 この状況を、なんとかしなければ……。

改善の第一歩は「ボトルネックの本領を発揮させる」こと!

悩んでいるボクに、コーさんが声をかけてくれました。

ジムリン、落ち込んでいても仕方ないよ。

次の一手を考えよう!

 

でも、コーさん……。

ボク、どうしたらいいのかわかりません。

工場長もすごく怒ってるし、何もしないほうがいいのかも……(T-T)

 

ボトルネックを見つけたら「本領を発揮させる」のが次の一手だよ!

 

工場長に本来の力を出してもらうってことですか?

 

そうそう、問題は工場長自身じゃなくて、工場長にタスクが集中していることだよね?

工場長は本来集中すべきタスクに集中できていない、つまり本領が発揮できていないってことだよね。

 

なるほど……。

 

よく「ボトルネックを解消しよう!」なんていうんだけど、それって「ボトルネックを排除しよう」ってニュアンスに聞こえない?

だから、本領を発揮させるっていう言い方にしてみたよ。

 

た、たしかに。

もしかして工場長はそれで怒ったのかな。

 

そうかもしれないね! 前に工場のボトルネックは人や設備がほとんどって言ったけど、これを排除するのは違うよね。

 

はい……、だから負担を軽くしたいと思って……。

 

仕事が集まる工場長は希少リソースで、なくてはならない存在なんだ。

工場長を責めるのではなく、工場長が本来やるべき仕事に集中できるよう環境を整えることが大事だよね。

コーさんの言葉に、ボクは気づきました。 ボクは工場長を責めてしまったんだ。 本当は、工場長に寄り添って本領を発揮できるようにサポートすることがボクの役割なのに。 みんなの前で「工場長がボトルネックです!」なんて……。 ボク、長年工場を支えてきた工場長になんて失礼なことを言ってしまったんだろう。 すごく申し訳ないし、そんなことに気づかずはしゃいじゃって恥ずかしい気持ちだし、泣きそうです(T-T)

工場のスループットはボトルネックに左右される

ジムリン、ここでTOC理論をベースにおさらいしてみよう。

工場のスループットはボトルネックで決まる

まず「スループット」の意味を押さえておこうか!

スループットとは、「工場がお金を生み出す速度」のこと。

だから「どれだけ製品を出荷できたか」でスループットが決まるんだよ。

   

工場はお金を生み出さないと意味ないですもんね。

だから、スループットに注目して改善を図るべきってことですか?

 

うん。そして、工場の一番流れが悪いところ、つまりボトルネックがスループットを決めてしまうんだ。

以前砂時計の話をしたのを覚えているかな?

  hourglass  

砂時計を工場に見立てると、一番細くなっているところがボトルネックですよね。

 

そうそう。その細い部分でスループットが決まるってことだね。

 

たしかに、この部分の細さが全体のスループットに影響を与えていますね!

 

ジムリンの工場の場合はどうかな?

たとえば、工場長への問い合わせが集中して判断が遅れると、全体の流れが滞るよね。

その結果、スループットはどうなる?

   

なるほど……。

工場長にタスクが集まるほどスループットに影響が出るってことなんですね。

ボトルネックは「弱点」ではなく「貴重なリソース」

さっきも言ったように、ボトルネックは弱点じゃない。

むしろ希少なリソースなんだ!

 

工場になくてはならない存在ですね!

 

だから「排除する」のではなく、「本領を発揮させる」ために工場の仕組みや業務への取り組み方を改善するのが重要なんだよ!

  ボクは自分の言葉を振り返って、また反省しました。 「工場長がボトルネックです」という言い方は、まるで工場長が悪いみたいに聞こえます(T-T) 工場長は「工場にとって一番大切な存在」だから、タスクが集まっている。 そのことをまず伝えるべきでした……。

ボトルネックの本領を発揮させれば全体が効率よく改善する

ほかの工程をどれだけ改善しても、ボトルネックが変わらなければスループットは変わらないよね。

それだと意味がないわけ。

逆に言えば、ボトルネックが本領を発揮できるようになれば、工場全体の流れが一気に改善するってこと!

 

今回でいうと、工場長が本来やるべき仕事に集中できるようにするってことですよね?

だから、ほかの人ができることを工場長にやらせない仕組みが必要なのかも……。

 

いいね!ジムリン、わかってきているね!

  コーさんに褒められて、少し元気が出てきました(T-T) よし、もう一度、工場長のために何ができるか考えてみよう!

工場長に集中するタスクを仕組み化して流れを改善しよう

ボクは気をとりなおして、コーさんに手伝ってもらいながら、工場長に集中するタスクを整理するところから始めました。

工場長に集中するタスクを可視化してみる

ジムリン、まず「工場長がどんな仕事に追われているか」を洗い出してみよう。

 

はい!

  とはいえ、「工場長がボトルネックだ」と伝えて怒られてしまったボク。 正直、工場長に直接話しかける勇気が出ません……(T-T) 気まずさを抱えたまま現場に顔を出すと、作業員の方から声をかけられました。 「ジムリンさん、昨日、工場長に何か言ったの?」 ボクは正直にすべてを話しました。 すると、作業員の方は苦笑しながら話し始めたんです。   「ああ、それは……。 前にシステムを入れたとき、工場長が全部入力作業を背負わされて大変だったんだよ。 社長の鶴の一声でね。システムを入れたら工場長の仕事も減るだろう!って。 でも、現場のことがわかってる人じゃないと扱えないからって、浸透するまでは工場長が管理することになって。 ほら、うちってITに強い人いないからさ。 で、結局工場長の仕事が増えただけで、そんなに効率化されてないんだよね……。 うちらも何かできないかな?と思ったんだけど、今の工場長って話しかけるだけでも負担そうじゃない? 会議の時間すら惜しいんだと思うよ。 仕事が減るといいながら結局負担が増えちゃったから、工場長からするとまた余計な提案をするのかと思ったのかもしれないね。」   それを聞いて、ボクはハッとしました。 工場長にタスクが集中していることなんて、みんなわかっていたんだ。 そしてきっと、これまでも社長から何とかしろって言われてきている。 そのたびに工場長が振り回されて、負担が増えてきた。 そういう経緯があったんです。 それなのにボクは……(T-T) ボクはもっと工場長が感じている負担を知るため、あらためて工場長の1日の仕事を追いかけることにしました。 朝から観察していると、工場長のもとには次々と人が訪れます。
  • 営業からの進捗確認電話
  • 作業員からの判断依頼
  • 購買からの在庫確認
  • 社長からの納期調整の相談
休む暇もなく、対応に追われる工場長。 こうして見直すと、工場長が「情報の窓口」になっていてタスクが集まっていることがわかってきました。

情報を可視化すれば、工場長を通さなくて済む

観察を終えて気づいたのですが、工場長が対応していた問い合わせの多くは単なる「情報の伝達」だったんです。 「工場長を経由しなくても全員が必要な情報にアクセスできれば、工場長は本来の仕事に集中できるはず……!」 進捗や納期をシステムで共有すれば、営業も現場も直接確認できます。 ただ、このシステムに対して抵抗があるみたいなので、導入時のサポートが必要そうです。 「工場長が持っている情報を、みんなが見られるようにすればいいんだ!

必要なのは情報の伝達をスムーズにする仕組み

ボクは確信しました。 「結局、工場長の負担は「情報を抱えていること」から生まれているんだ。」 だからこそ「進捗や納期をだれでも見られる仕組み」が必要です。 これまでもシステム化には挑戦しようとしていたけれど、すでにタスクが溢れている工場長が中心だから逆に負担になっていたはずです。 そこで、ボクの出番です! ボクが、システムを作る中心に立てば工場長に新たな負担を与えず、現場の仕組みを少しずつ変えられるはず……! そうコーさんに報告すると、ニコニコしながら言ってくれました。  

よく気づいたね、ジムリン。

やってごらん!

   

はい!ボク、挑戦します!

こうして、最初のアプリづくりに挑むことになりました。

【教訓】ボトルネックの本領を発揮させるとは「本来の業務に集中できる環境を整える」こと

今回、ボクが学んだことをまとめます。

・工場のスループットはボトルネックに左右される ・ボトルネックは弱点ではなく、工場を支える貴重なリソース ・改善の第一歩は、ボトルネックが本来の業務に集中できるよう仕組みや環境を整えること

ボトルネックというと、「ボトルネックになっている人や機械が悪い」「排除しよう!」と思われがちです。 でも、ボトルネックになっている部分こそ、工場にとって重要なリソースなんです。 だから、その人や機械が本領を発揮できる仕組みを作ることこそが、工場の流れをよくすることにつながるんですね。 工場長が本領を発揮できるように、のびのび働けるようにするんだ! その想いを胸に、ボクは初めての仕組み作りに挑戦します!(^^)! " ["post_title"]=> string(99) "工場のボトルネックを特定したら「本領を発揮させる方法」を考えよう!" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(18) "bottleneck-release" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-02-20 10:31:20" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-02-20 01:31:20" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15542" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } [9]=> object(WP_Post)#4500 (24) { ["ID"]=> int(15492) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2025-12-09 12:00:23" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2025-12-09 03:00:23" ["post_content"]=> string(9128) "TOC Training - A Balanced Factory こんにちは!ジムリンです。 今回は「3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座18期」の第2回講習に参加してきました。 第1回TOC研修レポートとあわせて、ぜひご覧ください! ▼第1回TOC研修レポートはこちら ジムリンがゆく!第1回TOC研修|工場は一定速度で流れない!?

第2回TOC研修は決算の流れを学び、新体制で生産シミュレーションを行いました!

前回のTOC研修では、全工程が同じ生産能力を持つ「バランスの取れた工場」で1ヶ月間生産を行い、70個の製品を納品できるかをシミュレーションしました。 結果は……できませんでした(TT) そして、その後決算までやってみたんです。 正直、数字は苦手なのでよくわからなかったんですが、第2回TOC研修を受けて「決算をやる意味」を理解できました! 第2回TOC研修では、柴田先生からMQ会計という決算の考え方と、FC・DCの違いを教えてもらいました。これが後でめちゃくちゃ重要になってくるんです……。 このあたり、実際に手を動かさないとわからないことも多いので、詳細を知りたい方はぜひ「3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座」を受けてみてください! ▼3人寄れば文殊の知恵オンラインTOC講座の開催情報はコチラ Events|合同会社アクララール

生産能力を上げたのに新たな課題が浮上!単純じゃない!?

前回の講義で「バランスが取れた工場ではダメ、じゃあどうしたらいい?」という課題をもらっていました。 ボクは「サイコロを増やせばいい!」と考えたんですが、ほかの受講者さんも同じ考えだったみたいです( ´艸`) 今回は、実際にサイコロを増やしてみることになりました。 するとその結果、月目標の70個は納品できたんです(*^^)v やったー! ……と思ったら、次の課題が。

・第3工程で山のような在庫が溜まってしまう ・第4工程で詰まって、第6工程の在庫が足りなくなる現象が発生 ・その結果、残業が発生!

えぇぇぇ!? サイコロを増やして処理能力が上がったのに、どうして新しい問題が出てくるの!?

工場の流れはボトルネックで決まる!

前提として、今回のゲームでは以下の条件が追加されました。

・全6工程のうち、第4工程を除く全工程でサイコロを2つに増やした(生産能力を上げた) ・第4工程は機械の性能上、生産能力を変えられず前回のまま

実は、サイコロを増やしたのは全6工程のうち5つの工程のみで、第4工程は前回のままだったんです。 つまり、5工程は処理能力が7ある状態ですが、第4工程は3.5ということ。 狩野先生が言っていました。 「いくら前の工程で生産能力を上げても、ボトルネックで詰まると、その後の流れは変わらないんです。砂時計のようなものですね」 hourglass なるほど……砂時計か。 砂時計って、上の部分がどんなに大きくても、真ん中の細い部分で流れる量が決まってしまいますもんね。 砂の量を増やしても、流れるスピードは変わらない。さすが「時計」(*´з`) 工場も同じで、生産能力を上げても全体の流れが劇的に良くなるわけではなく、別の課題につながるみたいです。

ボトルネックはジムリン!?納品はできたけれど課題ばかりのケーキ工場

今回も、ゲームを通じて学びます。第2回のルールは以下のとおりです。 Jimrin - TOC Training - Game Rules-2

ジムリン、一番流れが悪い工程を担当

今回、ボクは第4工程を担当することになりました。 唯一、処理能力が上がっていない工程です。 処理能力が上がったほかの工程は、サイコロを2つ振れるのでどんどん在庫が溜まっていきますが、僕の工程はそうはいきません。 なぜかサイコロの出目が「4」ばかりで、焦るボク……(;゚ロ゚)

しまった!1個しか次の工程に渡せない……

ゲームが進んでいくなかで、ついに「1」を出してしまいました! やばい、このままだと納品できなくなる……(;'∀') 前の工程にはたんまりと在庫があるのに、第4工程でモタモタしているから、先に流れていかないんです!

すみません、ジムリンのせいですけど、みなさん残業です(;'∀')

そんなこんなで「やっぱり納品できない!」となって、全工程に残業を要請することになりました。みんなで2時間も残業です……。 家族とご飯を食べられなかった人、見たいテレビを見損ねた人、ごめんね……(TT) 正確にはボクじゃなくて第4工程の機械の性能のせいなんですけど、でも申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ジムリンの前の工程は在庫が溢れている!

最終日を迎えて振り返ると、なんとかお客さまには納品できました。 ところが、ボクの工程の前には在庫が溢れています。 倉庫からはみ出したケーキを見て愕然とするボク……(;'∀') [caption id="attachment_15496" align="aligncenter" width="800"]Cake factory overflowing with inventory ※ジムリン画[/caption] ボクが流せなかった在庫だよコレ……。

「その在庫、タダじゃありません」

追い打ちを掛けてくる柴田先生。 「その在庫、タダじゃないんですよね。人件労務費、材料費、保管費などコストがかかってきます。」 ドキーΣ(@_@)! しかもケーキだし……この在庫どうするの!?まさか、廃棄? さて、ここで決算で勉強したDC・FCの出番です。

・FC(フルコスト):全部原価計算。材料費だけでなく労務費や製造経費も含めた原価で計算する。 ・DC(ダイレクトコスト):直接原価計算。材料費など製品を作るのに直接かかる費用のみで計算する。

成果を評価するときは、FCで考えます。 今回はたくさん在庫が余ってしまい、結果としてコストが膨らんでしまったんです。 保管するにも費用がかかるので、たくさん生産すればいいってもんじゃありませんね。 今回は「納品はできたけれど、無駄なコストをたくさんかけてしまった」という結果になってしまいました。

生産能力を上げるだけじゃダメ?いったいどうすればいいの?

じゃあ、第4工程の処理能力を上げればいいのでは!? とボクが言ったら、狩野先生がひと言。 「それだとバランスの取れた工場になりますよね」 うっ(@_@)! そうか、それだと第1回と同じ状況に戻っちゃうのか……。 一体どうしたらいいのか、まったく見当がつきません(゚Д゚;) でも、確実にわかったことがあります。 それは、ボトルネックが工場全体の流れを決めているということ。 そして、ただ生産能力を上げるだけでは解決にならないということです。 次回こそ、無駄なコストをかけず、スマートに問題を解決したいです! ボク、頑張ります(๑•̀ㅂ•́)و✧ " ["post_title"]=> string(100) "ジムリンがゆく!第2回TOC研修|生産能力を上げてもダメ?新たな課題とは" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(31) "toc-training-a-balanced-factory" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-01-12 09:08:24" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-01-12 00:08:24" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=15492" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } } ["post_count"]=> int(10) ["current_post"]=> int(-1) ["before_loop"]=> bool(true) ["in_the_loop"]=> bool(false) ["post"]=> object(WP_Post)#4323 (24) { ["ID"]=> int(16350) ["post_author"]=> string(2) "14" ["post_date"]=> string(19) "2026-03-05 15:04:48" ["post_date_gmt"]=> string(19) "2026-03-05 06:04:48" ["post_content"]=> string(10579) " Nurturing System Development こんにちは、ジムリンです! 前回、ボクは大きな決断をしました。 「今は工場長の声だけを聞く。追加機能は一切つけない!」 そう宣言して、背水の陣でアプリを作り直すことにしたんです。 でも、決めたからといってすべてが丸く収まるわけではありません。 今回は、ボクが直面した「システムは完成させて終わりじゃない」という、開発の本当の難しさと楽しさについてお話しします。

一つ解決したら、また新しい要望が出てくる

工場長のために機能を絞り込んだアプリ。 「電話しなくて済むのが助かる」という工場長の一言を信じて、ボクは必死に画面を整えていました。 でも、ボクがデスクでkintoneを触っていると、案の定、現場から不満の声が上がりました。 ボクの元にやってきたのは、以前「Excelの方が速い」と言った同僚たちでした。 「ジムリン、本当に工場長のことだけで進めるつもり?」 「俺たちが言った改善要望は無視かよ。不公平だと思わない?」 「みんなの意見を聞くのが総務の仕事じゃないのかい?」 グサリ、と胸に刺さります。 みんなの要望も、決して間違っているわけじゃない。 もっと便利にしたい、楽になりたいという気持ちは痛いほどわかるんです。  

あ、いえ、そんなつもりは……!

  つい、いつもの弱気なボクが出そうになります。 でも、ここでまた「全部入れます!」なんて言ったら、せっかく見つけた「翻訳者としてのボク」は消えて、また以前の、誰の要望に応えればいいのか分からず迷走していた頃に逆戻りです。 それだと結局、誰の役にも立たない中途半端なシステムができあがってしまう。 でもみんなにとっては「順番待ち」のモヤモヤがあるのもわかっています。 これを、どうやって納得してもらえばいいんだろう……。

システムは「完成させる」ものじゃなく「育てていく」もの

 

ジムリン、いい顔になってきたね。

悩んでいるのは、一歩踏み出した証拠だよ。

君が今やっていることはね、「育シス開発(育てるシステム開発)」という考え方そのものなんだよ。

 

育シス開発……育てるシステム開発……?

 

システムはね、家を建てるように「完成させて終わり」じゃないんだ。

小さく始めて、現場と一緒に大きく育てていく

それが、自社に本当に合ったシステムを作る秘訣なんだよ

なぜ「小さく始めて大きく育てる」のか?

ボクの「え?」という顔を見て、ジョーさんはホワイトボードの前に立ちました。

最初から全部作ると、自社に合わないシステムになる

 

もし、最初からみんなの要望を全部入れた「完璧なシステム」を目指していたら、どうなっていたと思う?

  ジョーさんの問いに、ボクはこれまでの失敗を思い出しました。 開発に時間がかかりすぎて、いつまで経っても誰の手にも届かない。 機能が増えすぎて操作は複雑になり、本当に必要な機能かどうかもわからないまま作ってしまう……。  

……きっと、完成する頃には現場の状況が変わっていて、結局誰の課題も解決できないまま捨てられてしまうかもしれません(T-T)

 

そのとおり。

完璧を目指すあまり、時間をかけすぎるのはシステム開発において最大のリスクなんだよ

 

一つ解決すると、次に本当に必要なものが見えてくる

 

でも、今回は一つに絞った。

その結果、どうなったかな?

 

工場長への電話という、最大の「タスクの滞留」に狙いを定めることができました!

 

そうだね。

一つの課題を解決してみると、工場全体の流れが少し良くなって、次にどこを改善すべきかが、より明確に見えてくる

これが「育てる」ということなんだよ

 

小さく始めれば、環境の変化にも対応できる

 

製造業の「改善」と同じだよね。

一度改善して終わり、なんてことはないでしょ?

 

環境が変われば、新しい問題が出てきますもんね。

そのたびに、少しずつ形を変え、磨きをかけていく必要があります。

 

システムも同じ。

最初から100点を目指すんじゃなく、使いながら、対話し続けながら改善を重ねることで、使えば使うほど自社に馴染んだ、かけがえのないシステムに育っていくんだよ。

 

工場長の課題だけに絞ってスモールスタート!これからみんなでシステムを育てよう

ボクの中で、バラバラだったピースがつながりました。 ボクがやろうとしていたことは、育シス開発だったんだ! 自分の行動に確信を持てたボクは、深呼吸をして、まだ不満げな表情で待っている同僚たちのもとへ向かいました。  

みなさん、お待たせしました。

たしかに、みなさんの要望も大切です。

でも、これを見てください!

  ボクは、第2話でみんなと描いた「業務フロー図」を広げました。  

この図を見ると、すべての業務の矢印が、最終的に工場長に集中していますよね。

だから、まず工場長の課題を解決することが、結果的にみなさんの仕事の滞りを解消する近道なんです。

  ボクは落ち着いて、でも力強く言葉を続けました。  

みなさんの意見を無視しているわけではありません。

今のシステムは、ようやく生まれたばかりの「種」の状態です。

順番に、一つずつ課題を解決しながら、みんなで一緒にこのシステムを育てていきましょう

そうすれば、少しずつみなさんの負担も軽くなっていくはずです。

  ボクの熱意と、何より「なぜ工場長が先なのか」というロジックに、同僚たちは顔を見合わせ、少し気圧された様子で呟きました。 「……まぁ、そういうことなら。一気に全部は無理でも、次は俺たちの番、頼むよ?」  

もちろんです! 一緒に育てていきましょう!

  ボクの力強い宣言に、現場に少しだけ、前向きな空気が流れた気がしました。

【教訓】まずはボトルネックに集中!自社の環境に合わせて少しずつシステムを育てよう

見事だったね、ジムリン。

君は「育シス開発」を、技術としてだけでなく、現場との対話として実践できたよ

  今回ボクが学んだ「育シス開発」のポイントをまとめます。

・小さく始めることで、本当に必要な機能が見えてくる ・環境の変化に合わせて改善を重ねることで、自社に合ったシステムに育つ ・対話しながら一つずつ育てていく。それがシステム開発の本質

システム開発の本質は、プログラムを書くことだけじゃない。 現場の困りごとに寄り添い、少しずつ、でも確実に、みんなで一緒に「育てていく」ことなんだ。 前に進むための、たしかな自信を胸に。ボクの挑戦は、これからも続いていきます!" ["post_title"]=> string(120) "最初から完璧なシステム開発なんて無理!「育てる」ことで自社に合ったシステムになる" ["post_excerpt"]=> string(0) "" ["post_status"]=> string(7) "publish" ["comment_status"]=> string(6) "closed" ["ping_status"]=> string(6) "closed" ["post_password"]=> string(0) "" ["post_name"]=> string(28) "nurturing-system-development" ["to_ping"]=> string(0) "" ["pinged"]=> string(0) "" ["post_modified"]=> string(19) "2026-03-05 15:04:48" ["post_modified_gmt"]=> string(19) "2026-03-05 06:04:48" ["post_content_filtered"]=> string(0) "" ["post_parent"]=> int(0) ["guid"]=> string(45) "https://adiem.jp/?post_type=blog&p=16350" ["menu_order"]=> int(0) ["post_type"]=> string(4) "blog" ["post_mime_type"]=> string(0) "" ["comment_count"]=> string(1) "0" ["filter"]=> string(3) "raw" } ["comment_count"]=> int(0) ["current_comment"]=> int(-1) ["found_posts"]=> int(12) ["max_num_pages"]=> int(2) ["max_num_comment_pages"]=> int(0) ["is_single"]=> bool(false) ["is_preview"]=> bool(false) ["is_page"]=> bool(false) ["is_archive"]=> bool(true) ["is_date"]=> bool(false) ["is_year"]=> bool(false) ["is_month"]=> bool(false) ["is_day"]=> bool(false) ["is_time"]=> bool(false) ["is_author"]=> bool(false) ["is_category"]=> bool(false) ["is_tag"]=> bool(true) ["is_tax"]=> bool(false) ["is_search"]=> bool(false) ["is_feed"]=> bool(false) ["is_comment_feed"]=> bool(false) ["is_trackback"]=> bool(false) ["is_home"]=> bool(false) ["is_privacy_policy"]=> bool(false) ["is_404"]=> bool(false) ["is_embed"]=> bool(false) ["is_paged"]=> bool(false) ["is_admin"]=> bool(false) ["is_attachment"]=> bool(false) ["is_singular"]=> bool(false) ["is_robots"]=> bool(false) ["is_favicon"]=> bool(false) ["is_posts_page"]=> bool(false) ["is_post_type_archive"]=> bool(false) ["query_vars_hash":"WP_Query":private]=> string(32) "3e5f34852b9be6ec9ff6a7623f4754c9" ["query_vars_changed":"WP_Query":private]=> bool(true) ["thumbnails_cached"]=> bool(false) ["allow_query_attachment_by_filename":protected]=> bool(false) ["stopwords":"WP_Query":private]=> NULL ["compat_fields":"WP_Query":private]=> array(2) { [0]=> string(15) "query_vars_hash" [1]=> string(18) "query_vars_changed" } ["compat_methods":"WP_Query":private]=> array(2) { [0]=> string(16) "init_query_flags" [1]=> string(15) "parse_tax_query" } ["query_cache_key":"WP_Query":private]=> string(84) "wp_query:daa424b7cdae554ac8c4e313b19c08bb:0.76087800 17727074520.84951300 1772707452" } -->
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