こんにちは、ジムリンです(*^-^*)!
先日、営業担当さんが録画してくれた商談動画をジョーさんと一緒に観る機会がありました。
お相手は自動車部品の製造会社で試作品の生産管理をされている方です。
生産管理の悩みなら単純にシステムを入れればいいのかな?と思ったんですが、動画を観ていくとそんな単純な話ではないことがわかってきました。
今回はその商談動画で学んだことをみなさんに紹介します。
目次
エクセルを使った工程管理でシートが80枚を超えて管理が煩雑化……進捗管理にも支障が出てきている
まず、今回の商談動画を振り返る前に、改めて前提条件を確認しておきます。
(製造業の種別、担当者の管理範囲などを箇条書きもしくは表で記載)
商談動画で、担当者の方はこんな風に話していました。
「エクセルのシートが車種と部品の組み合わせでどんどん増えていって……今は80〜120枚くらいになっています。
ファイルが重くて開くだけで時間がかかるし、前後の工程の関係もシートをまたいで確認しないといけないんです。」
エクセルのシートが80〜120枚って相当な量ですよね。
どんな中身なのかわからないですが、工程ごとに分かれているってことは、1シート1工程の進捗しか確認できないってこと。
工程の接続部分とかは別ウィンドウを開いて照らし合せる感じなのかな?
想像してみると、確認するだけでも大変そうです(..;)
しかも、問題はエクセルシートの数だけじゃないようです。
「イレギュラーが起こっても緊急性が周りに伝わらなくて、気づいたら納期ギリギリで慌てて調整することが何度もあります。」
たくさんシートがあるからこそ、イレギュラーが起こっても確認しにくいってことなのかな。
これって、生産管理担当の負担がかなり大きいのでは?
ボクはそんな風に考えました。
試作開発の日程計画が一筋縄ではいかない3つの理由
顧客が話した困りごとをひと通り聞いたあと、営業担当が本格的なヒアリングを始めました。
そのうち、ボクにも見えてきたんです。想像するしかなかった「工場の全体像」が!
受注ごとに製造工程が変わるので工程設計が大変!
課題を整理したあと、営業担当が確認したのはシンプルな一言でした。
「それは、試作品ですか?量産品ですか?」
試作品だとわかると、営業担当はさらに深掘りしていきます。
「品質レベルは変わったりしますか?」
顧客は「レベル1からレベル5まで段階的に変わります。
レベルが上がると使う機械や手順も変わってきます。」と答えました。
同じ部品への注文でも、品質レベルが変わるたびに製造工程が変わる。
このヒアリングを通じて、その実態が少しずつ明らかになっていったのです。
試作品か量産品かって、そんなに大事なんですか?
量産品か試作品かで、生産計画の立て方がまるでちがうんだよ。
量産品は同じ部品を同じ工程で繰り返し作るため、一度計画を組んでしまえば次の受注でも使い回せます。
ところが試作開発では、品質レベルが変わるたびに使う機械や手順も変わります。
同じ部品の注文であっても、品質レベルが変われば製造工程も変わるため、毎回一から工程設計のやり直しが必要です。
品質レベルが変わるたびに製造工程が変わる!?
ということはエクセルで管理する場合、部品ごとだけじゃなくて、品質レベルでもシートを分けないといけないってこと・・・・・・。
同じ部品でエクセルのシートが増え続けるのは、そういう理由だったんだ。
受注ごとに利用する設備が異なるので山崩しなどの負荷調整が大変!
次に営業担当は、工程を1つずつ丁寧に確認していきました。
そして、「この工程は機械を使いますか?」といった質問を繰り返して、各工程における疑問点を明らかにしていきます。
このプロセスで、全部で9工程あること、プレス・一次修正・二次修正はそれぞれ機械を使い、種類も台数も複数あることがわかりました。
うーん。機械も工程もいっぱいあって、大変そうですね……。
量産なら設備の使い方は固定できる。
でも、試作品工場はそれができない。
それが生産管理を煩雑にしている原因のひとつだね。
量産工場であれば、どの設備をどの工程に使うかをあらかじめ固定しておけますが、試作品工場ではそうはいきません。
試作品ごとに使う設備が変わるため、誰がいつどの設備を使うかという負荷調整が受注のたびに何度でも発生するのです。
量産工場と同じやり方だと管理できないってことですよね。
試作品工場には、試作品工場のための仕組みが必要なんだ。
でもそれって・・・・・・、どんな仕組み?
外注工程も毎回仕様が違うので外注管理・納期調整が大変!
さらに営業担当は、工程ごとに「外注ですか?内製ですか?」と確認していきました。
手修正は外注のみ、プレス・一次修正・二次修正は外注と内製が混在していることが次々と明らかになります。
外注か内製かって視点、ボクにはなかったなあ。
外注が入ると、その部分の工程は生産管理を丸投げできるのかなと思ったんですが、違うんですか?
外注するほど自社の生産管理の負担も減らせるような気がしました。
外注が入ると、その工程のスケジュールは自社でコントロールできなくなるよね。
外注工程は相手先のスケジュールに左右されるため、自社だけでは調整できません。
外注先が複数の工程にまたがるほど調整しなければならない相手が増え、日程計画はさらに複雑になっていきます。
そうか、調整という作業があるんですね。
だから、単純に生産管理を任せられるとかいう話ではなくて、逆に大変になるんだ。
試作品工場の複雑な日程計画は「GROW工程管理」でスッキリさせよう
動画を観終えて、それまで断片的だった情報がようやくつながりました。
品質レベルが変わるたびに製造工程が変わって計画を使い回せない、設備の負荷調整は試作品の数だけ発生する……。
これが試作品工場ならではの苦悩なんですね。
そこに外注まで絡んでくるんだから、計画が複雑になるのは当然かも。
……でも、これってエクセルでどうにかできる話なんですか?
エクセルでやろうとすると、動画に出てきた顧客のような悩みが生まれるよね。
日程計画の煩雑化を避けたいなら、工程管理システムがおすすめだよ。
そして特におすすめなのが、GROW工程管理。
kintoneで使える生産スケジューラ「GROW工程管理」は、セミオーダー式の工程管理システムです。
製造業に特化した機能がそろっているのはもちろん、自社に合わせたカスタマイズもできます。
今回紹介した試作品工場における課題には、以下のように対応できます。
工程のテンプレート化
品質レベルごとの製造工程をテンプレートとして保存しておける機能です。
試作品工場では品質レベルが変わるたびに製造工程が変わるため、毎回ゼロから工程設計を組み直さなければなりません。
工程テンプレートを使えば、過去に設計した工程を呼び出して計画の土台にできます。
類似する品質レベルの工程を使い回すことで、設計にかかる時間を大幅に短縮できます。
自動スケジューリング
設備や担当者の余力をシステムが算出し、負荷が100%を超えない制約のなかで最短の日程を自動で組む機能です。
試作品工場では受注のたびに設備の割り当てを一から調整する必要がありますが、自動スケジューリングを使えばその手間を大幅に省けます。
フォワード方式(最短で終わる日程)とバックワード方式(納期から逆算する日程)の両方式に対応しており、状況に応じた計画立案が可能です。
設備別ガントチャート
設備ごとのスケジュールを時系列で可視化する機能です。
どの設備にどの工程が積まれているかを一画面で確認でき、負荷が偏っている設備にすぐ気づけます。
ガントチャート上のバーをドラッグするだけで設備の割り当てを変更でき、余力のある設備への差し替えや未割当工程への割り当てを直感的な操作で完結できます。
外注工程の設定と管理
製造工程のなかで内製か外注かを設定し、外注先ごとの進捗状況をシステム上で一元管理できる機能です。
内製と外注が混在する工程でも、すべての工程の完了状況を一画面で把握できます。
外注先が複数の工程にまたがる場合でも、各工程の実績をシステムに集約することで、納期調整の抜け漏れを防げます。
GROW工程管理を使えば、大量のエクセルシートの管理から解放されて、生産管理の負担が大きく減りそうです!
工程管理システムを使ってエクセルによる複雑な工程管理から脱却しよう
改めて振り返ると、「エクセルのシートが80枚」は、管理能力の問題でも怠慢でもありません。
試作品工場ならではの条件が重なって、手作業の限界を超えてしまった結果です。
品質レベルごとに変わる製造工程、受注のたびに発生する設備の負荷調整、そして複数の外注先が絡む納期調整。
これだけの条件が重なれば、エクセルの手作業では追いつかなくなるのも当然です。
試作品工場の複雑な日程計画には、製造業向けの機能がそろった工程管理システムのほうが適しているようですね!
もし今、エクセルのシートが増え続けて管理が追いつかなくなっているなら、ツールの見直しを考えてみるタイミングかもしれません。
GROW工程管理も選択肢に入れて、工程管理システムの導入を検討してみてください(*^-^*)



